人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ウォンテッド

すかぶーさんのブログに感想が載っていて、こりゃあ観てみたいぞ!と借りたのである。

            

   監督:ティムール・ベクマンベトフ

   キャスト:ジェームズ・マカヴォイ、アンジェリーナ・ジョリー

生後7日で父親は自分を置いて出て行った。

会社では女上司に毎日いびられ、家に帰れば親友の彼女との情事に明け暮れる。

ウェスリー・ギブソン。

パニック障害を持つ、気の弱い青年だ。

もちろんウェスリーはこんな毎日にはウンザリしているのだが、そこから抜け出すきっかけは向こうからやってきた。

「あなたの父を知っている。彼は殺された。敵を討つのはあなたしかいない。」

しかし、ウンザリするような日常から抜け出すには、殺人的な訓練が待っている。

小心者のウェスリー、父親の敵はとれるのか??

さすがはアメリカ映画。日本ではこんなアクションものは作れないだろうと思わせる、華麗で激しいアクションシーンの連続である。

それゆえに「ありえない」という場面も多いが、その「ありえない」を「ありえる」にさせる殺人的訓練が凄い。

主人公ウェスリーが気の弱い普通の青年であるところも面白い。

彼は映画の中にだけ存在し得るスーパーマンでもヒーローでもないのだ。

もし私だったら・・・、と身近に感じる事で、面白さは倍増する。

しかし、これだけなら★4つであったが、凄いのはストーリー展開であった。

前半は彼の変化で惹きつけ、後半になると思いも寄らない展開に釘付けである。

どうなっちゃうんだろうとハラハラドキドキ。

そしてエンディングのシーンが冒頭を思わせる時に、大きな感動が押し寄せる。

ウェスリーの最後の一言が、彼のその後の人生を語るが、ボーッとしていると聞き逃してしまうようなセリフである。

そんな利かせ方がまたたまらないのだ。

アクションは好んで観る方ではないが、これは自信を持ってオススメしたい。

ぽ子のオススメ度 ★★★★★

ダンナのオススメ度 ★★★★☆

アクションは迫力あってEE:AEAADだけど、ちょっと大袈裟なところがEE:AEB2Eストーリーは予想外の展開があって面白かったEE:AEAAD

ぶー子のオススメ度 ★★★★☆

とにかくアンジェリーナ・ジョリー演じるフォックスがかっこ良すぎる。美体。萌え。