人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

グリーン姉さんとスープおじさん

童話でもファンタジー映画でもない。

グロ画像である。

今日も残業はちょこっとで終わり、逆に残業で遅いダンナが帰るまでゲームやるぞ~~!!と意気込んでいたのだが、ブログの更新作業中に娘ぶー子が帰ってきた。

今日はバイトもなく、友達が来るまで時間が空いた、と言って、久しぶりにダラダラと喋っていたのだ。

この頃、私がいればぶー子はいない、ぶー子がいればこっちはゲーム中、の繰り返しで、なかなかゆっくり話す機会がなかったのだ。

はじめのうちこそ学校での出来事やダンス、音楽の話を真面目にしていたが、そのうちあの話になった。

以前「絶対に検索してはいけない言葉」という日記をUPしたが(忘れたよEE:AE4E5って人はコチラ)、その続きである。

「おかーさん、『グリーン姉さん』って知ってる?」

また怪談か都市伝説か、と思ったが、それはネットワールドで出回ってるグロ画像の事であった。

化学反応だか何だかで、緑に変色した死体だと言う。

相当にグロい、というので有名らしいのだが、なに、色が緑になったぐらい。

内臓が脳みそが、と言ったらキツいが、それ、見れるんじゃないか?

「ちょっと・・・、見てみる・・・?」

「えっ!?」

「ふたりで見れば・・・。」

「・・・ん・・・、大丈夫かなぁ・・・?」

絶対に検索してはいけない言葉を片っ端から検索した割には、弱気なぶー子である。

ちなみに今日聞いたら、実際には「絶対」はついていない「検索してはいけない言葉」というタイトルらしい。盛ったな。

検索するだけなら、画像は出ない。安心して「グリーン姉さん」でググる。

おお、たくさんあるな。

「いくよ。」

ふたりして目隠しして、マウスを操る。

その手の小さな小さな隙間から、モニターを覗き込む。

最初は点のような隙間だ。

見えない。

少しずつ、その隙間を広げていく。

どうやらそのページはいわゆる目次で、#1などと数字だけが並んでいた。

高まる緊張の中、#1をクリック。

今度は何かが見えた。

写真のようだ。

た、確かに緑。うわ、緑の遺体である。

しかしちゃんと人の形をしていたし、下着姿が痛ましいと思うぐらい、普通の遺体だ。

ただ、顔の部分は写っていない。

「これは見れる。次にいくよ。」

「えー!!ちょっと・・・。」

ぶー子は完全に引いている。

こんな歳になってこんな事をしている自分が、ちょっと恥ずかしい。

#2。

今度も点の隙間から始める。

うん、緑、足、体、さっきと同じじゃん。あ。

点から穴ぐらいになった隙間から、顔が一瞬見えてしまった。

「一瞬」というのは、その顔がもの凄~く恐そうだったから一瞬しか見れなかったのである。

「ヤバい、怖い、もっそい怖い、目が合いそう、こっち目玉が!!」

緑っぽい顔だが、やたら大きな目玉がこっちを見ているように見えたのだ。

ごめんなさい、こんな事、してはいけない事です。

これは女性の遺体だ。

写真ではこんな姿だが、この人も恋をしたり夢をみたりした普通の女性だっただろう。

死に様が緑だっただけでこんな晒し者に。

ごめんなさいごめんなさい。

でも、

もっそい怖いEE:AEB64

「どうしようぶー子、これ怖いよ見れないよ、消したいけど覗いてる隙間が小さくてカーソルが見えない!!」

「えー!?(泣)」

しばらくどうしようどうしようと言い合っていたが、そうだ、そういえばこのマウス、横のボタンを押すと前のページに戻るんだった。

カチリカチリ。

何回押したかは分からなかったが、目次のページに戻った。

ああ、ビックリした。

ところでマウスの横には、2つボタンがついている。

別のボタンを押すと進むのだろうか?

深いことは考えずにそのボタンを押した。

「ギャー!!!!!!!」

1枚目の顔の写ってない写真が出るかと思っていたら、2枚目のが突然出てきたので、ふたりで絶叫した。

目が、目が合った気がした。

ごめんなさいごめんなさい、安らかにお眠りください!!

ところで「スープおじさん」というのは、死んでから風呂場に2週間浸かりっぱなしのご遺体だそうな。

なぜスープかというと・・・、それはご自分の目で確かめてください。

私には無理っす。