童話でもファンタジー映画でもない。
グロ画像である。
今日も残業はちょこっとで終わり、逆に残業で遅いダンナが帰るまでゲームやるぞ~~!!と意気込んでいたのだが、ブログの更新作業中に娘ぶー子が帰ってきた。
今日はバイトもなく、友達が来るまで時間が空いた、と言って、久しぶりにダラダラと喋っていたのだ。
この頃、私がいればぶー子はいない、ぶー子がいればこっちはゲーム中、の繰り返しで、なかなかゆっくり話す機会がなかったのだ。
はじめのうちこそ学校での出来事やダンス、音楽の話を真面目にしていたが、そのうちあの話になった。
以前「絶対に検索してはいけない言葉」という日記をUPしたが(忘れたよEE:AE4E5って人はコチラ)、その続きである。
「おかーさん、『グリーン姉さん』って知ってる?」
また怪談か都市伝説か、と思ったが、それはネットワールドで出回ってるグロ画像の事であった。
化学反応だか何だかで、緑に変色した死体だと言う。
相当にグロい、というので有名らしいのだが、なに、色が緑になったぐらい。
内臓が脳みそが、と言ったらキツいが、それ、見れるんじゃないか?
「ちょっと・・・、見てみる・・・?」
「えっ!?」
「ふたりで見れば・・・。」
「・・・ん・・・、大丈夫かなぁ・・・?」
絶対に検索してはいけない言葉を片っ端から検索した割には、弱気なぶー子である。
ちなみに今日聞いたら、実際には「絶対」はついていない「検索してはいけない言葉」というタイトルらしい。盛ったな。
検索するだけなら、画像は出ない。安心して「グリーン姉さん」でググる。
おお、たくさんあるな。
「いくよ。」
ふたりして目隠しして、マウスを操る。
その手の小さな小さな隙間から、モニターを覗き込む。
最初は点のような隙間だ。
見えない。
少しずつ、その隙間を広げていく。
どうやらそのページはいわゆる目次で、#1などと数字だけが並んでいた。
高まる緊張の中、#1をクリック。
今度は何かが見えた。
写真のようだ。
た、確かに緑。うわ、緑の遺体である。
しかしちゃんと人の形をしていたし、下着姿が痛ましいと思うぐらい、普通の遺体だ。
ただ、顔の部分は写っていない。
「これは見れる。次にいくよ。」
「えー!!ちょっと・・・。」
ぶー子は完全に引いている。
こんな歳になってこんな事をしている自分が、ちょっと恥ずかしい。
#2。
今度も点の隙間から始める。
うん、緑、足、体、さっきと同じじゃん。あ。
点から穴ぐらいになった隙間から、顔が一瞬見えてしまった。
「一瞬」というのは、その顔がもの凄~く恐そうだったから一瞬しか見れなかったのである。
「ヤバい、怖い、もっそい怖い、目が合いそう、こっち目玉が!!」
緑っぽい顔だが、やたら大きな目玉がこっちを見ているように見えたのだ。
ごめんなさい、こんな事、してはいけない事です。
これは女性の遺体だ。
写真ではこんな姿だが、この人も恋をしたり夢をみたりした普通の女性だっただろう。
死に様が緑だっただけでこんな晒し者に。
ごめんなさいごめんなさい。
でも、
もっそい怖いEE:AEB64
「どうしようぶー子、これ怖いよ見れないよ、消したいけど覗いてる隙間が小さくてカーソルが見えない!!」
「えー!?(泣)」
しばらくどうしようどうしようと言い合っていたが、そうだ、そういえばこのマウス、横のボタンを押すと前のページに戻るんだった。
カチリカチリ。
何回押したかは分からなかったが、目次のページに戻った。
ああ、ビックリした。
ところでマウスの横には、2つボタンがついている。
別のボタンを押すと進むのだろうか?
深いことは考えずにそのボタンを押した。
「ギャー!!!!!!!」
1枚目の顔の写ってない写真が出るかと思っていたら、2枚目のが突然出てきたので、ふたりで絶叫した。
目が、目が合った気がした。
ごめんなさいごめんなさい、安らかにお眠りください!!
ところで「スープおじさん」というのは、死んでから風呂場に2週間浸かりっぱなしのご遺体だそうな。
なぜスープかというと・・・、それはご自分の目で確かめてください。
私には無理っす。