人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

TOKYO-Xラーメン@鏡花・立川

ついに、多摩組スタンプラリーのイベントの日が来た。

この日のためだけに作られたラーメンを食べるのだ。

スタンプ7個未満の「一般」は1400円で、スタンプ7個~11個だと700円、そして12個の全クリでなんと無料なのだ。

1400円のラーメンが無料とは、何たる太っ腹。

2時間待ちと聞いて脱力したが、食うまで帰るもんか。

最後尾に並んだのは2時45分。

これでもピークを外したつもりであった。

もう一般の分は売り切れていて、私達が並んだしばらく後には完売となった。

危ないところだった。

2時間待ちでも、食べる事が保障されて良かった。

しかし、長い。

今後また同じようなイベントがあるのなら、この辺を改善できたら待つ側としては大変有難いのだが。

例えば整理券を出すとか、事前に時間を決めた入場券を出すとか。

今日はもう回復していたが、昨日だったら風邪で辛い思いをしたと思う。

そういう人はいなかったのだろうか。

店内は多摩組のスタッフが集結して、熱気で溢れていた。

オペレーションも良く、そういった部分での不満は全くなかった。

席に着く前に特製丼の抽選があるのだが、ダンナが当たり♪

すっごく欲しかったので嬉しい。

結構当たりはたくさん入っているようで、丼の入った紙袋を持った人はたくさんいた。

メニューは特製ラーメンに、有料トッピングで味玉「タマ玉子(100円)」、ミニチャーシュー丼の「X丼(300円)」。

せっかくだから両方頼む。

この特製ラーメンの大きな特徴は、普通のラーメンの他につけ汁がある事だ。

ラーメンで食べて良し、つけ汁につければまた違った味わい、という事だ。

まず先に来たラーメンのインパクトに仰天。

すっごいチャーシューである。

これはチャーシュー麺と言って頼む部類である。

ホントにこれ、食べていいの!?という気持ちになった。

TOKYO-Xという銘柄の貴重な豚をふんだんに使ったラーメンとのこと。

惜しげなく入れられた厚切りのチャーシューは、歯ごたえはあっても決して硬くはない、弾力のある肉質を楽しめる。

薄味だが、上品めなラーメンのスープにもコッテリしたつけ汁にも合う。

脂がガッチリ乗っていたがギトギトした感じはなく、あっさりした肉といいバランスをとっていた。

ラーメンのスープは、透き通ったサラッとした上品なスープに、背脂がたっぷり乗っている。

上品サラサラ系は私の苦手ジャンルだが、これが深みがあって凄く美味しい!

丸めに初めて行った時に、目当てのラーメンがなくて仕方なく上品なラーメンを食べて帰ってきた事があったが、あの時も「上品め、なかなかやりおる・・・。」と思った覚えがある。

大きめの背脂が、上品なスープにパンチを加える。

ドロドロした脂ではなく、背脂であるところがスープの良さを殺さないでいる。

極太の平打ち麺はしっかりとしたコシのある強いものだが、上品ながらもスープに深みがあって旨みがつまっているので、相性もいい。

ギュギュッと詰まった感じの強い麺は、感触は滑らかであった。

全部乗せチャーシュー麺的なゴージャスなトッピングには、タマネギのみじん切りや緑もあり、飽きさせない。

有料の味玉はしっかり味がついた硬めの半熟。

もう、ひとつひとつが「料理」である。

さて、一見そっけないただのつけ汁だが、これはきら星的インパクトのある、ド豚骨の凝縮された原液である。

これでラーメンとは全く違う、荒々しい豚骨の攻撃を楽しめる。

スープ割りはアッサリして飲みやすくなったが。

X丼は見ての通り、チャーシュー丼である。

ラーメンがあんなにゴージャスだったので、ぶっちゃけ丼の印象は薄い。

大食いさんにはいいのかも。

いやぁもう本当に、ごちそうさまでした。

こんなに凄いラーメンを、無料でふるまってくれたのだ。

確かに12軒のラーメン屋を短期に回らなくてはならなかったが、私達は他に特別な事はしてないのだ。

それだけでこんなに美味しいラーメンを食べさせてもらい、Tシャツをもらい、丼までもらって来たのだ。

スタッフの多摩ラーメンを盛り上げていこう、という熱意に脱帽だ。

またイベントがあったら迷わず参加したい。

ちなみに待ちの時間だが、料理が来たのは5時で、2時間15分待ちであった。

ぽ子評価はもちろんオール5です!!

ごちそうさまでした!!

多摩自慢の食材の集結!

見た目ほどコテコテではない。

むしろあっさり。

こいつは凄い。

エクストラ豚骨。

X丼。

有田焼の丼。