ついに、多摩組スタンプラリーのイベントの日が来た。
この日のためだけに作られたラーメンを食べるのだ。
スタンプ7個未満の「一般」は1400円で、スタンプ7個~11個だと700円、そして12個の全クリでなんと無料なのだ。
1400円のラーメンが無料とは、何たる太っ腹。
2時間待ちと聞いて脱力したが、食うまで帰るもんか。
最後尾に並んだのは2時45分。
これでもピークを外したつもりであった。
もう一般の分は売り切れていて、私達が並んだしばらく後には完売となった。
危ないところだった。
2時間待ちでも、食べる事が保障されて良かった。
しかし、長い。
今後また同じようなイベントがあるのなら、この辺を改善できたら待つ側としては大変有難いのだが。
例えば整理券を出すとか、事前に時間を決めた入場券を出すとか。
今日はもう回復していたが、昨日だったら風邪で辛い思いをしたと思う。
そういう人はいなかったのだろうか。
店内は多摩組のスタッフが集結して、熱気で溢れていた。
オペレーションも良く、そういった部分での不満は全くなかった。
席に着く前に特製丼の抽選があるのだが、ダンナが当たり♪
すっごく欲しかったので嬉しい。
結構当たりはたくさん入っているようで、丼の入った紙袋を持った人はたくさんいた。
メニューは特製ラーメンに、有料トッピングで味玉「タマ玉子(100円)」、ミニチャーシュー丼の「X丼(300円)」。
せっかくだから両方頼む。
この特製ラーメンの大きな特徴は、普通のラーメンの他につけ汁がある事だ。
ラーメンで食べて良し、つけ汁につければまた違った味わい、という事だ。
まず先に来たラーメンのインパクトに仰天。
すっごいチャーシューである。
これはチャーシュー麺と言って頼む部類である。
ホントにこれ、食べていいの!?という気持ちになった。
TOKYO-Xという銘柄の貴重な豚をふんだんに使ったラーメンとのこと。
惜しげなく入れられた厚切りのチャーシューは、歯ごたえはあっても決して硬くはない、弾力のある肉質を楽しめる。
薄味だが、上品めなラーメンのスープにもコッテリしたつけ汁にも合う。
脂がガッチリ乗っていたがギトギトした感じはなく、あっさりした肉といいバランスをとっていた。
ラーメンのスープは、透き通ったサラッとした上品なスープに、背脂がたっぷり乗っている。
上品サラサラ系は私の苦手ジャンルだが、これが深みがあって凄く美味しい!
丸めに初めて行った時に、目当てのラーメンがなくて仕方なく上品なラーメンを食べて帰ってきた事があったが、あの時も「上品め、なかなかやりおる・・・。」と思った覚えがある。
大きめの背脂が、上品なスープにパンチを加える。
ドロドロした脂ではなく、背脂であるところがスープの良さを殺さないでいる。
極太の平打ち麺はしっかりとしたコシのある強いものだが、上品ながらもスープに深みがあって旨みがつまっているので、相性もいい。
ギュギュッと詰まった感じの強い麺は、感触は滑らかであった。
全部乗せチャーシュー麺的なゴージャスなトッピングには、タマネギのみじん切りや緑もあり、飽きさせない。
有料の味玉はしっかり味がついた硬めの半熟。
もう、ひとつひとつが「料理」である。
さて、一見そっけないただのつけ汁だが、これはきら星的インパクトのある、ド豚骨の凝縮された原液である。
これでラーメンとは全く違う、荒々しい豚骨の攻撃を楽しめる。
スープ割りはアッサリして飲みやすくなったが。
X丼は見ての通り、チャーシュー丼である。
ラーメンがあんなにゴージャスだったので、ぶっちゃけ丼の印象は薄い。
大食いさんにはいいのかも。
いやぁもう本当に、ごちそうさまでした。
こんなに凄いラーメンを、無料でふるまってくれたのだ。
確かに12軒のラーメン屋を短期に回らなくてはならなかったが、私達は他に特別な事はしてないのだ。
それだけでこんなに美味しいラーメンを食べさせてもらい、Tシャツをもらい、丼までもらって来たのだ。
スタッフの多摩ラーメンを盛り上げていこう、という熱意に脱帽だ。
またイベントがあったら迷わず参加したい。
ちなみに待ちの時間だが、料理が来たのは5時で、2時間15分待ちであった。
ぽ子評価はもちろんオール5です!!
ごちそうさまでした!!
多摩自慢の食材の集結!
見た目ほどコテコテではない。
むしろあっさり。
こいつは凄い。
エクストラ豚骨。
X丼。
有田焼の丼。