人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

新聞読んで大人になろう!

週が明けてやっと連休気分が抜けた月曜に酒も抜いたが、結局火曜日はひとりで退屈だったので飲み、昨日はダンナが飲む日だったので飲み、どの日ももれなく翌日に影響して午前中を生かせないでいた。

今朝もまた然り。

ピアノとゲームを諦めて、庭の掃除で辛うじて役目を果たした気分になる。

昨日は2時までゲームをやっていた。

飲むと止まらないのがぽ子だが、止まらなければ寝る時間もおのずと遅くなる。

ただ遅くなるのでは能がないから、ぽ子はそこにゲームを入れたのである。

ダンナは泊まり仕事の激務の後で、久しぶりにのんびり飲んでいたが、「テレビが見たい」と言い出した。

「昨日1日仕事漬けで、世の中の流れが全くわからなかった。」、だからニュースを見たいと言うのだ。

1日で世の中の流れが変るとは思えなかったが、興味がなかったので私はデカい方のテレビを占領して、それから2時までゲームをやったのだ。

結局ダンナはいつも見ているお笑い番組を見ていたが、片手に新聞を持っていた。

ダンナは小遣いで日経新聞も買っているようだが、一体何がそんなに面白いのか?

そんなに世の中は日々激変しているのか?

私は時々、ダンナは「カッコつけるアイテム」として新聞を持ち、尊敬されようという魂胆でニュースばかり見ているような気がしているが。

ところがある朝、「やっと辞めたのかよ。」と娘ぶー子が吐き捨てるように呟いた。

テレビでは小沢氏が辞任したと報じていた。

ええっ!?アンタ、意味分かるの!?

実はこの時私はぶー子が何を言ったのかわからなかった。

しかし後から起きてきたダンナに「小沢、辞めたって。」と伝えたので、ああ、そう言ったのかと思ったのだ。

つまり、ぶー子ですら私には言ってもわからんだろうと思っていたのだ。

ダンナとぶー子はしばらくそれについて話していたが、何を気取ってるんじゃい、そんなに私に羨望のまなざしを向けられたいのか、と半ば呆れていた。

で、小沢さんって誰ですか?

なんで辞めたのでしょう??

別に知らなくても私に何か影響があるとは思わないが、ふと不安になってきた。

もしかして私は馬鹿だったりして。

何でこんなに政治に興味がないかというと、単純にそれは面白くないからである。

社会科の授業と同じである。

私が関わらなくても世の中は適当に動いているし、不満があれば誰かが団結して声を上げてくれるだろう。

さしあたって私はそんなに困ってはいない。

不況はキツいが、私に出来る事はないのだ。

先日も午前中を寝て過ごしていたら、近所の公明党が現れた。

「名前だけでいい」と懇願されて何かの会員登録をさせられ、「この議員はこんなことを実現しました」と言いに来たのだ。

ホラ見ろ、誰かがやってくれるのだ。

これでいちいち報告に来ないでくれればもっと有難いのだが。

まぁつまり、私には世の中にあまり不満はないと言うことか。

言い方を変えれば希望も持っていないという事にもなるが、圧倒的に無力なのだ。

税金だって上がる時は上がるし、汚職だってするヤツはする。

私が世の中の流れを知ったところで、何も変わりはしないのだ。

ジレンマが起こるだけである。

だからって2時までゲームをやるなんて、もうちょっとカッコつけるべきかもしれないが、もう世の中の事もカッコつけも、適当に誰かがやってくれれば良い。

人には向き不向きがあるのだ。

私はゲームの苦手な人の分も頑張っているじゃないか。

ところで私は最近毎日、新聞を書き写しているが、政治経済の欄を選んでいる。

もういい大人なんだから、興味があろうとなかろうと、世の中の流れぐらいは掴んでおかないといけないだろうよ。

ハハハ・・・。

何だかんだ言っても、実は充分焦っているぽ子であった。

もうちょっと大人にならないといけませんね。

で、小沢氏が何をして何で辞めたのかは、まだわからないでいる。