人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

伝説のオーナー

飲んだら乗るな。飲むなら乗るな。

飲むなら飲め。

飲むなら、飲め。という事である。

あぁ、昨日もやっちまった。

寝た時の記憶がない。

覚えているのは鼻が詰まって苦しかった事だけだ。

朝になっても息苦しく、とうとう午前中は起きれなかった。

しかし起き上がって動いている方が楽だと気付いたのはその後で、余計な事に気付いてしまったと気付いたのは今だ。

もう起きるのも寝るのも苦痛である。

キャバ嬢になった夢を見ていた。

出勤前にスーパーに寄り道をしたら遅刻してしまい、オーナーにブン殴られて数メートルふっ飛んだ夢だ。

明らかにガンダム無双の影響であるが、このオーナーの顔が、見たことがあるのにどうしても思い出せない。

気になるので布団の中でいつまでもグズグズしていたが、それは誰でもなかった。

夢の中の想像上の人物である。

しかし全くの他人ではない。

娘ぶー子の塾の先生とダンナの友達のタニシくんと食い放題の雑誌で店の感想を言っていた青年を足して3で割った人物だ。

アバウトな感想ではなく、確かにキッチリそうなのだ。

かなり詳しく語られている伝説の妖精みたいなものだ。

起きて鼻は楽になったが、月曜日である。

カップラーメンを食べるのが精一杯で、何もやる気が起こらない。

辛うじて仕事に行って帰ってきたが、今日はもう閉店にしたい。

晩ご飯はレトルトカレーに決定。

とうとう手抜き鍋も卒業だ。後がないぞ。

眠いが夜まで頑張れるだろうか。