人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ささみ入りツインツナ

これは正しい過ごし方であろうか?

寝不足がキツいので、水曜は酒の力で寝ることにしたのだが、今度は飲み過ぎで寝不足である。

寝不足とくれば二度寝は必至で、結局今日も午前中を無駄にしてしまった。

確かに寝不足は解消されるが、これでいいのだろうか?

しかし実は、起きた当初は眠くなかった。

眠くなかったのだが、時間的に寝不足しているのは明らかだし、変な時間に眠くなると困るのだ。

私は眠気を誘うため、ゲームをやってからカップうどんを食べた。

安いとうまくないな。

しかし汁まで飲んだ。

それでも眠くならなかったが、エルを連れてベッドに入った。

あぁ、虫のわいたゴミバケツ、どうしよう・・・。

向かい合いたくない現実に思いを馳せたら、あっという間に寝ていた。

目覚しが鳴り、殴るようにそれを止め、ベッドに戻って気がついたが、エルである。

寝るときには足元に寝そべっていたエルが、移動して枕元で寝ていたのだ。

箱座りのまま頭をベッドに乗せて、気持ち良さそうに眠っている。

それを見た私の心に、癒しのシャワーが降り注ぐ。

エル、エル・・・、しかし腹減ったな。

ギリギリまで寝てしまったので時間がない。

材料を買ってあるので、何としても晩ご飯を作ってしまいたい。

今夜は餃子だ。

餃子だけでは足りないのは分かっていたが、何の案も浮かんで来なかったのでこの時点では餃子オンリーである。

しかし面倒なおかずにしてしまったな。

キャベツを消費したかったのだが、使ったのはたったの2枚だ。

大きな丸いキャベツが、2枚分だけ薄くなる。

餃子だけ作って、仕事に出る。

残業の覚悟をして出掛けたが、余裕であった。

なので、餃子のおすそ分けを持って、実家に行く。

と言ってもたったの5個だ。

ラップに包んだ小さな餃子5個を渡すと、水ようかん9個になって返って来た。

微妙な取引である。

しかし、80歳の、小さくなってしまった母親に、「こんなものいらないかしら。」などと言われると、断れる訳などない。

全く、人間は歳を取ると、妙な哀れさをまとうので辛い。

しかし腹が減った。

実家の帰りにまたスーパーに寄ったのだが、誘惑だらけである。

私は店内を何周も何周もし、コロッケぐらい、唐揚げぐらい、とヨダレを飲み、結局金がもったいないから買わずに帰って来た。

家に帰ったらコンロに朝ご飯の煮魚の汁が残っていたので、それを飲んだ。

しかし、猫達は満足そうである。

この3匹はみんなストラバイト体質なので食事が制限されているのだが、この療養食がなくなってしまった。

仕方なく、買いに行く休日までのつなぎに適当な缶詰を買ったのだが、大好評であった。

偏食のエル様が食べてくれるか心配だったが、彼女の好きなササミの部分を全てエルの皿に入れてやった甲斐あってか、喜んで全部食べた。

何で喜んでいるかわかったかと言うと、こんなに根性入れて長時間皿に顔を突っ込んでいることなど、あり得ないからである。

エルはいつもちょこちょこっと食べて、プイッと走って行ってしまう。

必ず残す。

それをラに食われるからラが太るのだが、今日エルは全て平らげて、食後に皿の横でゆっくり顔を洗っていた。

羨ましい姿である。

晩ご飯まであと1時間ぐらいか。

腹減って不機嫌ぽ子である。