人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

交通ルールを守りましょう

やぁぁ~~~っと、金曜日である。

どうやら目覚しがいつからか壊れていたようで、今週1週間全て寝坊である。

1回目は鳴るのだが、その後時間が狂ってしまう。

電波時計なので勝手に直るが、スヌーズが利かず、一度の目覚しなどでは起きれない私は毎朝寝坊していた訳だ。

で、昨日は二日酔い、今日になったらもうあと1日じゃないか。

気持ちは緩み、気がついたらソファで寝ていた。

言い訳をすると、ソファに座って広告の整理をしていたら、隣でエルが寝てしまったのだ。

世間一般では「隣で猫が寝た」というのは言い訳にならないかもしれないが、我が家では立派な言い訳になる。と思っている。

ところが夢の入り口に入ったあたりで、キッチンでカシャンと言う音がした。

多分大量に洗った皿がちょっとずれたのだろう。

しかしそれは静かなぽ子家の朝のリビングに響き渡り、私も3匹の猫も飛び起きてしまった。

チッ、目が覚めてしまった。

しかしだ。

今夜はダンナが会社の送別会で、飲んで食って帰ってくる。

つまりいつも午前中にやっている晩ご飯の支度の必要がないのだ。

なんと時間に溢れた午前。

というようなセリフは、普段頑張ってる人がいうセリフですね。

仕事から帰ると、間髪入れずに娘ぶー子が帰って来た。

待望の外食(これも普段頑張ってる人が言うセリフである)は何に??と聞くと、回転寿司と。

いいっすね~。

でも車出すって事っすね~。

思えばずいぶん乗ってないな。

我が家の車はマニュアル車である。ゲーセンのようにはいかない。

オートマをゲーセン気分で運転してはいけないが。

ムッチャクチャ不安だが、こんな免許も持たない17歳の娘でも、隣にいるだけで心強いのが情けない。

とても2台すれ違えないような、住宅街の細い道路を走っていたが、広い通りに出るところで赤信号だ。

ゲ、こんなところで停まるのいやだなぁ。

こっちに入って来る車がいたらどうするんじゃい。

私はあえて停止線よりずっと手前で停まった。

手前が広くなっている訳ではないが、余裕があったほうが融通がきくと思ったのだ。

「何でこんなところで停まるの?」と聞くぶー子に、かくかくしかじか説明したが、「は?もっと先で停まった方が、ヘタに入って来られないでいいんじゃないの!?」そう言い放った。

アホー。

こう見えても免許を取ってから15年は経ってるんだぞ。

だてに何度も失敗した訳じゃない。

経験である。

ぶー子の言うとおりであった。

私が下がり過ぎていたためにミラーに写らなかったらしく、ワンボックスが入って来た。

私は左に詰めた。

どうじゃ、前を空けていたから左に寄せることができたのだ。

しかしいくら左に寄せたって、道幅が広くなる訳ではないのだ。

しかも私の技術では、左に寄った気がした程度である。

私よりももっと運転経験も技術もあると思われるワンボックスの運転手は、すぐに後ろに下がってくれた。

向こうの信号はもう赤になっていて、後ろの車も停止線で停まっていたが、その前に無理矢理戻ってくれたのだ。

すまんです。

停止線を守る。

天下の交通ルールを守らずに、すみませんでした。

もともと低かった私の株はすっかり下がり、ぶー子は、「本当に申し訳ないんだけど、正直に言うと、私は免許取ったらお母さんよりもうまくなるよ、絶対。」と遠慮がちに、しかししっかりそう言った。

回転寿司にのテーブルに着くなり、流れてくる皿をジャンジャン取った。

お腹は激空きであったが、ものの10分もしないうちに「苦しい~~~!!」と言って店を後にした。

私達が小食なのではない。

恐ろしい勢いで食べたからである。

家に帰ったら、DVDだ。

ダンナはどうやら電車で寝過ごしたようだ。

フフフ・・・。

明日は私が会社のパーティである。

前回でいよいよ家族の怒りを買ったが、1次会のみで、乾杯程度で帰るつもりだ。

できるのか??

自分が試される時である。