ひどい二日酔いは免れたが、激しい胃痛である。
なかなか手に入らないと言う甕に入った焼酎に、ワインをしこたま飲んだ。
この頃暴飲すると、胃に来るようになってきたようだ。
思わず体を丸めてしまう程、痛い。
それでも7時には起きて、朝食だ。
普段私は朝食を食べないが、今朝は私もテーブルについた。
さすがに魚は食べれなかったが、みそ汁にご飯、サラダ。
何となく食べた方が体に良さそうだと思ったんだけど。
これが余計に胃痛をひどくする結果になった。
二日酔いで食欲はなく、
朝で食欲はなく、
前日夜遅くまで飲み食いしていて食欲はなく、
良く考えれば食べなくてはならない要素などどこにもなかったのだが、やはり体は正直である。
食いたくないと言ったらそれは、必要ないと言う意味なのだ。
しかし今日は、客をもてなすべきホステスなのだ。胃が痛いなどとは言っていられない。
ところが普段食べない朝食など朝から食べてしまったために、眠くなってきた。
かなり拷問的な辛さである。
予定より早く彼らは帰って行ったので、早速寝る事にした。
3時過ぎに起こされるまで寝ていたが、胃痛も眠気も相変わらずだ。
もうこれで1日が終わった事を悟る。
あまりにも胃が痛いので今日は飲むまいと思うのだが、胃痛が途切れると途端に飲みたくなる。
晩ご飯の鍋が用意できた段階では胃痛はちょっとお休みしていたので、ビールを飲んだ。
「本当は何も食べない方が・・・。」とダンナが言いにくそうに言ったが、今日の鍋には肉が入っているのだ。
ダンナのお父さんが肉を食べられないので、昨日は肉のない鍋だったのだ。
結局胃痛で、鍋もビールもあまり入らなかった。
そして眠気にも負け、ソファで先程まで寝ていたのだ。
しょうもない1日だ。
もうこれから布団に入って、本格的に寝る。