人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

さらば、輝きのぽ子

2時まで飲んじまった・・・。

まるっきし洗脳前のぽ子である。

「私は生まれ変わるんだ!!」という気持ちを忘れたわけではない。

どうせすぐまた旅行だし、旅行から帰ったらお疲れ飲みだし、まぁちょっとぐらいいいかと思ったのだが、結局飲み過ぎた。

なぜ、昨日ぐらい飲まないでいようと言うような思考にならないのだろうか。

ひたすらネット世界を漂っていた。これも、もとのもくあみだ。

アルコール中毒から抜け出しても、一口の酒からまた転がるようにもとのアル中に戻る話は良く聞く。

ネット中毒も然り。

ひとりで延々とマウスを繰っていた。

寝る事にしたのは時間がもう遅かったからだ。まだまだいける。

だから朝も2度寝した。久々にベッドで寝た。

目覚ましで起きれず予定がメチャクチャになるところまで、きれいに元通りになってしまった。

残っているのは「まぁ何とかなるさ」という根拠のない自信だけである。

9時に起きるはずのぶー子も、2度寝の気配がした。

自分の事は棚に上げ、起きる約束を守らないぶー子に腹が立って目が覚めた。

覚めたといっても30分もかけて覚ましたので、ぶー子を怒るに怒れなくなってしまったが。

今日の午前の最低ノルマは、旅行の支度である。

また旅行の支度かよ・・・。この間やったばっかじゃん、プリプリ(怒)

支度も何も、まだこの間のが片付いてないっつーのに。

ん?

と言う事は、それをそのまま持っていけばいいじゃないか。

あのボストンバッグなら、まだファスナー開けたまま廊下に出しっぱなしだ。

良くぞ片付けなかった、私。

何だって出しっぱなしておけば、次に楽なのである。

そうだった、それで実家の私の部屋は常に散らかっていたのだ。

奥から引っ張り出すストレスのない、快適な部屋だったぞ。

旅行の準備もクライマックスの部分だけで済むことがわかったので、パソコンをいじりながらダラダラやっていた。

もうパソコンでやることなどなくても、パソコンの前を通る度に遊んでしまう。

どこかのサイトを開かずにはいられないのだ。開かないとイライラするのだ。

コーヒーを飲もうと思い棚からコーヒーの瓶を出すと、ツルンと滑って床に叩きつけられた。

ゴッド!!

フタがちゃんと閉まってなかったから、中身が床にバーッと散った。

手を伸ばした時に、フタがちゃんと閉まってなかったのは見えていた。

認識はしていたのに、なぜこうなるのだ。

本当に私はものをよく壊したりなくしたりする。

わざとじゃないんだから、これはオッチョコチョイという性格なのだと開き直っていたが、もしかしたら違うぞ。

注意力が足りないのだ。

わかっていながら何の策も講じていないのだ。

もうまわりには見破られているだろうか。

どうかただのオッチョコチョイだと思っていますように。

仕事に出る20分前だというに掃除機だ。

ところで私は掃除機に2、3不満がある。

なぜコードを出すのがあんなに大変なのか。

部屋の隅まで掃除機をかける前提だと、最初にコードを全部出し切らなくてはならない。

コンセントの部分を持って、猟師の地引網のようにオーエスと引っぱっていく。

結構重いのだ。

おもちゃのピストルに仕込まれた万国旗のように、ポーンとひと思いに出ないものか。

危険か?

若い輩が悪さして、掃除機のコンセントでホームレスを襲ったりするといけないから作らないのか。

それから、胴体部分が重い。

ノズルの部分から胴体が引っぱられてくるのだが、重くて遠いからなかなか言う事をきかない。

しょっちゅう色んなものにぶつかってイライラさせられる。

リュックのように背負えないものか。野球場のビール売りみたいでカッコいいぞ。

私が掃除機屋だったら、オマケにユニフォームをつけて若い客をひきつける。

重いのが難点だが、そこは「クリーニング・ブートキャンプ」とでも名付けて、ダイエット効果を売りにする。ノズルも重くするか。

・・・・・・・。

やっぱいいや、今の掃除機で。

で、ストレスいっぱいの掃除機ではあるが観念してコーヒーを吸っていると、ピーピーと警告音が鳴った。

吸い過ぎで詰まったのである。

もう仕事に行きたいんですけど。

「踏んだり蹴ったり(笑)」と娘ぶー子。

昼まで寝かしてやったのに、そんなアンタにご飯を作って出してやったのに、パジャマでそれを食べながら私を笑っている。

不公平だ、これはお前が片付けるべきだ、とすぐそこまで出かかったがそんな事はない、これは私の仕事である(泣)

かくして今日もギリギリ出勤。

子供の頃から変わっていない。