人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

全くいつもの日曜日だ

昨日も1人でダラダラ遅くまで飲んでいた。

何時まで飲んでいたのだろう?

そんな調子だから朝もなかなか起きれず、やっと起きてみるとダンナとぶー子がダンスのレッスンに出かけるところであった。

レッスンの送り迎えは完全にダンナの仕事になってしまった。

毎週「今度こそはわたくしが。」と思っているのだが、前日の酒に負け、起きれないのである。

みんな昼まで帰って来ないだろう。

軽くもうひと眠りしてから起きる。

起きてまず思ったことは、「これなら飲める。」であった。

結構昨日も飲んだから二日酔いもキツいんじゃないかと覚悟していたが、大したことはなかった。

いい天気だ。飲みたいなぁ。

皿を洗った。

先週の水曜日からリビングに干しっぱなしの洗濯物をやっとたたもうと思ったが、皿を洗っただけでタイムアップ。

忙しいね、全く。

ラーメン、食べに行く。

珍しくダンナが「ここがいい。」と主張してきたので、すぐ決まった。

行列だ。

ここは回転が悪いからかなり待つ覚悟である。

「・・・中国気功、整体・・・。」

近くの店の看板をダンナが読む。

「ぽ子のひねくれた性格も、ここでキュッと治してもらえないかね。」と続けた。

「ぽ子のひねくれた性格!!」

私は復唱してわざと絶句した。

そして間を置いて「ひどい事いうね。」

「結構傷ついたね。」と言ってやった。

「冗談だよ!!本気で言うわけないじゃん!!」声が大きくなった。あせっているな。

「この心の傷をどうやって癒してくれるの?」と詰め寄ると

「・・・ラーメンに煮玉子付けます。」と言ってくれた。

ひねくれた性格で煮玉子ゲット。

「今日は何したいですか?」

ラーメンを待つ間に1日の計画を立てる。

「うーん、猫のオシッコガードに人工芝を敷く。」人工芝を敷く。

「PCデポでインキ買って、パソコンに入ってる画像を印刷する。」PCデポと印刷。

「ゲームもやりたいな。」ゲームね。

それだけか。何か足らないんじゃないのか?しらばっくれてるのか。

一方私は「酒の買い出し。」「晩ご飯の買い出し。」「インディアンのフンドシ。」似てる。

何か足りないだろう。言い出せなかった。

家に着いたらゲームをつけた。

昨日無料でダウンロードしたゲームをちょっとやってみようと言うのだ。

・・・寝た。

気が付いたら私もダンナも寝ていた。

私はダンナに寄りかかっていたが、だんだんダンナを押し出して行き、ついにダンナは体が半分、ソファからズリ落ちて目を覚ました。

「布団で寝直したら?」と言うと「ウン。」と素直に布団に向かった。

私は広く空いたソファで体を伸ばして寝る。

起きたら6時である。

言い出せなかった大事なことを、やってない事に気付いたのだ。

飲んでないじゃないか。

1日が終っていく。

今週もしょうもない週末でした。

7時半だ。飲まないのかな?