人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

やっと夜だ

ぽ子の嫌いな月曜日がやっと夜になった。

まぁだいたい昼頃には気分も機嫌も治っては来るんだけど、あ~、やっぱ最悪、月曜日。

目覚ましが鳴る。

続いて携帯のアラーム(着うた)が鳴る。

この着うたのボリュームがデカく、朝から非常に不愉快な気持ちになる。

その上、このアラームを止めるためには、一度携帯をパカッと開いてボタンを押すか、開けずに横のボタンを押すかしなくてはならない。

私は横のボタンを押す事にしている。動作が1つ少ないからだが。

ところがこの、横のボタンと言うのがとても小さく、見ないで押すとなかなか当たらない。

押しても止まらないとつい力が入ってしまう。ポイントが違うので無駄な労力なのだが。

この忌々しい作業のお陰で何とか目を覚ます事はできる。起きるかと言うと話は別だが。

寝坊気味。

キッチンに下りるとダンナが猫のエサを皿に入れていた。

「あぁ、しまった・・・。」と思う、1日で最初の瞬間だ。

「すみません・・・。」と目も見れずにエサの袋を受け取る。

ラが「くれ~!!くれ~~!!」と鳴き狂っている。

あぁ、うるさい・・・。余計にあげる気がなくなる泣きっぷりだ。

低いところから始まり「ウニャ~~~アアア!!」と恨みがましく上がっていく。

「このやろう~~!!」とか「まったくよぉぉ!!」とか、そんなイントネーションだ。雰囲気も。

ついこっちの動きも鈍くなる。

先住猫に先にエサをあげること、との教えがあったので、今もまだ先住ラ&ミを立てて先に皿を出す。

少し遅れてエルに皿を出す。

この子はまだ「ねだる」という技を知らないので、自分の皿だけないのがどうしてだ?と言うように、全身使ってキョロキョロしている。

これがまた可愛くてつい皿を出し渋ってしまうのだが、どっちにしろ素直に「ハイどうぞ♪」と言うようにエサをもらえない3匹であった。

それにしてもやはり月曜日だ。

何で1週間が始まってしまったんだ。

部屋だって流しだってムチャクチャじゃないか。

誰のせいだバカヤロー、週末一番動かなかったのはこの自分だバカヤロー。

腹が立つので一刻も早くベッドに戻りたい。

とりあえず洗濯機をまわし、あたかもこれから頑張るぞ、な朝に見せかけて

ダンナが出かけるとソファで目を閉じる。今日は娘ぶー子が出るまで待ちきれない。

ソファで寝てしまったので、ぶー子は声も掛けずに出かけていった。心得たものだ。

その前にミがうるさく鳴き出したので「うるせえ!!」とシャウトしたのだが、起きてみるとミは風呂場に閉じ込められていた。

これもぶー子の心遣いである。

ぶー子が出かけるとベッドで寝直す。

ソファで目を閉じたってあんなの寝たうちに入らないので、家族の前では申告しない事にしている。

これからが2度寝タイムだ。

ところで厳密に言うと、2度寝は睡眠時間に含んでいない。

時間が短く、寝る前に「すぐに起きなくてはいけない」という緊張感があるからだ。

なので、平日の私は常に寝不足だ。

9時半に起きた。優秀だ。

洗濯物を干して、週末からの分をたたんだら10時になってしまった。

流しを見て脱力。

単純に皿がたまっているのではない。

惣菜のトレー、ペットボトル、サランラップ、食べ残し。

牛乳パックにワインボトル、汚れて乾いた台ぶきん、干からびたコーヒー。

先々週は頑張ったのにな。

コンロの周りもやっとキレイになったのに、もう汚れ始めている。

綿ボコリ、猫の毛、ピザの箱。

もうあんまり時間ないのにな。

結局、皿を洗って今週の家事計画を立てたら時間になってしまった。

今日の昼ご飯は猫にかじられたサッポロ一番だ。

仕事から帰るとお腹が激空きだった。

恐らくぶー子もそうだったのだろうが、洗濯物を入れてなかった、寝室を散らかしたままだと怒りまくったら、スゴスゴと2階に引き下がって行った。

なのでベーコンは独り占めした。

賞味期限が1月25日のベーコンだ。

今日は午前中に晩ご飯の支度ができなかったので、やっとの事でうどんを1人前作ってぶー子に出した。

疲れた。

どんどん疲れてくる。

まだキッチンが散らかっているが、少し休みたい。

ソファで目を閉じるのは寝るうちにないらないので、ヨロシク。