人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

グッタリ

昨日の面会でゲッソリ痩せていることに気付いたら、

何だか心配になってきてしまった。

今日の面会で先生に言ってみる。

「昨日久しぶりに触ったら、ずいぶん痩せてて心配になっちゃったんですが・・・。」

と言うと、

「え!そうですか?!」と驚いてカルテをめくり始めた。

え、いえ、ちょっとそんな気がしただけで・・・。

「大丈夫、増えてますよ。」

ホ。これでも増えてるのか。まぁ死にかけてたんだから停滞してたんだろう。

「来た時が350gで、今日計ったら370gです。」

へ?1週間で20g??

ネットの情報だと、これぐらいの時期は1日10gぐらい増えるのが望ましいらしいのだが。

どんなに容態が悪くても、ご飯だけは食べていたのに。

栄養はどこへ行っちゃうのだ?

まぁそれでも少しずつ良くなっているのだ。

頼もしいではないか。

と言うことで、今日も触ります。

イイコイイコ・・・。

なでなで・・・。

イイコイイコ・・・。

ハッ、そうだ、私は毎日来れるけど、ダンナは来週末まで来れないんだった。

ダンナに代る。

となりにパピヨンの子犬がいて、この子がとにかくクーンクーンと言いっぱなしなので

構ってやる。

しかしこの子の求めるものがわからない。

構いすぎると一直線にバックして逃げ、知らん顔をするとクンクン鳴く。

いやわっかんね~、犬。

気位の高いお嬢様みたいだ。

「ちょっと苦しそうだな。」

ダンナが「ふれあいくん 1号」から手を出した。

確かにちょっと呼吸が荒い。またじゃらして無理させたんじゃないのか?

こうするのだ、見てなって。

しずかにほっぺをな~でな~で。

昨日はこれでゴロゴロいったのだ。

ところが今日はなかなか言わない。

顔はウットリしてるんだけどなぁ。

「ちょっと見てよ、この顔。もうメロメロでしょ。」とダンナに見せつけるが、

「そこまでなら俺も見たよ。」とあっさり言われてしまった。

くっそ~、何としてもゴロゴロ言わせたい。

なでなで。

なでなで。

ああっ。

胸がまたバクバクいって苦しそうだ。

ヤバい、いじり過ぎたか。

手を引っ込めて静かに見守る。

ダンナは酸素チューブの出口を鼻先に持っていき、じっと見ている。

あぁ・・・。

元気になってきてると思って、ついいじり過ぎた。

やっぱりまだ重病猫なのだ。

エルごめん、エルごめん・・・。

5分ほどでもとに戻った。

もう手を入れるのは止めだ。

静かに見ていれば、機嫌よく過ごしている。

しばらく「ふれあい」もほどほどにしないとだな。

どの治療よりもキツかったのかもしれない、反省。

ところで、単位がわからないが酸素を送る量が

前の病院では0.5まで下げられたのに、今は3だ。

元気になってきたのに・・・心配だ。