人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

休暇

今日は、病院の改装のためにエルの面会はなし。

午前中は嬉しくない休暇となった。

しかし、思いがけず空いたこの時間を有効に使わなくてはいけないのだ、本当は。

とりあえず寝たが。

午前中が空いたと思ったら勝ったも同然、

ちょっと昨夜も飲み過ぎてしまった。

エルの命を預かっている神様が怖くて信号無視もできなくなったくせに、

こうも酒の量が減らないのは不思議だ。

なので、朝起きたらもう寝ることにしか頭が回らず、

ダンナが出かけて娘ぶー子が起きてきたら、ソファで座り寝。ウォーミングアップだ。

ぶー子が出かけたらベッドで本格的に寝る。

久しぶりの2度寝だ。

部屋が寒い。布団が温い。

あぁ、どの季節も「寝る」って最高だ。

しかし頑張って10時に起きたぞ。

エルがうちに来て以来、家事をまた放棄していたのだ。

やらなきゃならないことだらけだ。

さしあたって衣替え、何とかしないと。

相変わらず夏のものがタンスに入っていたが、

寒い日に1枚ずつ長袖を衣装ケースから出して着ていた。

3枚ほど出たところで、その3枚を着まわすようになった。

しかし、長袖が3枚増えたのだ。半袖6枚分程のスペースがタンスの中に必要になる。

入りきらない分がタンスの上に積まれていく。

ダンナの分も同じ状態になっている。

そればかりでなく、単にしまうのが面倒で置きっぱなしになっている洋服も結構ある。

タンスの上に積まれていくのは洋服だけではない。

夜読もうと思っていいた本やら雑誌やら。

なぜかハギレ。

ぬいぐるみ。

洋服だけでも片付けば、ちょっとはスッキリするだろう。

引き出しから夏服を出していく。

まだ暑い日もあるだろうからちょっとは残しておかないと。

そこが面倒なのだ。

総入れ替えならもっと簡単だ。

一体どれぐらい残せばいいのか。

一体これからどれほどの暑い日が来るのだろう。

ダンナの服はもっと厄介だ。

ダンナは脂肪という衣を体にまとっているため、

真冬でも部屋の中ではTシャツ1枚だ。

外に出る時でも、いつ何時の暑さにも耐えられるように、

下にTシャツを着ることがある。暑い時には上を脱ぐのだ。

つまり、かなりの数のTシャツを残さなくてはならないのだ。

しかし「かなりの数」って・・・。

今タンスには、「かなりの数」を上回る「相当な数」のTシャツが入っている。

5月29日「衣替えで疲れ果て」参照。

http://navy.ap.teacup.com/applet/hy-dr/20060529/archive

減らせば良いだけなのはわかってはいるが、どう減らすのだ?

もうクタクタのヤツを、いよいよ葬るために再起不能になるようにこの冬を越させるか。

いや、あまりしょうもないヤツを横で着られると、こっちも恥ずかしいではないか。

ここは比較的良いものを残すか。

ところで「比較的良いもの」より上はない。

今年はTシャツは買わなかった。

あぁめんどくさい。

一体何着残せばいいのかも想像がつかず、「作業」のほかに「思考力」が必要になり、非常にストレスだ。

結局半分ほど残した。

今度は出した服を持って娘ぶー子の部屋に行く。衣装ケースはここにあるのだ。

ぶー子の部屋も散らかり放題なので、作業スペースの確保に苦労する。

今度は衣装ケースから長袖を出していく。

しかしこちらも全部は出せない。

トレーナーやセーターを全部出したって、まだ着ない事の方が多いじゃないか。

それにこんなにかさばるものは、全部入らない。

いつかは入れなくてはならないのだが、もう夏服を出すのに思考力は使い果たした。

もっと寒くなったら考えよう。

何往復かしているうちに、本格的にイヤになってきた。

「年に2回、たったの2回・・・。」と言い聞かせてやり遂げた。

正確には2回ではなく、やり遂げてもいないのだが。

しかし、ストレスはMAXだ。

完全に終わったと思わないとやりきれない。

今日はもっとやることがあった。

書き出したらきりがないが、急ぐところでアイロンがけ、昨日から溜めている皿洗い。

生ゴミのポリバケツも汁っぽくなってきたから洗いたかった。

しかし、この後できたのは中途半端な皿洗いだけだった。

金曜日だ。

「今夜はいっぱい飲むぞ」と思っていたが、もう眠くて眠くて仕方がない。

一体どれだけ寝れば満たされるのだろう?