人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

パッキン

昨日は午前の配達の仕事の事を書きましたが

今日は午後のパッキン加工の仕事の話です。

配達と対照的に、どうにもぬるい職場だ・・・・・・。

座り仕事の単純作業だ。

ひたすら1mmほどのバリをニッパーでチョンチョン切る。

または5mmほどのシールを貼り続ける。

午後になるとみんな「眠い」「眠い」と言い出す。

そりゃチンタラやってりゃ眠くもなるだろう。

私は眠くなる事態だけは絶対に避けたいので、極力、数を上げることに力を注ぐようにしていた。

ところがおよそ生産性など必要とされていないような感じで、

どんなに時間がかかろうがどんなに失敗しようが、怒られたり煽られたりする事はない。

なのでみんなずーーっと喋りっぱなしだ。

失敗があってもフィードバックしないから、いつまでも同じ失敗が続く。

失敗作品が「やり直し」の場所に積まれていくのを見ながら

どうして原因を考えないのか、どうも時間の無駄な気がする。

仕事の指示をだす人間がちょっちゅう席をはずすので、しょっちゅう何をしたらいいのかわからなくなり

皆で「困ったねー。」とボケーッとしている。

「課長は?」

「いない。」

「次なにやればいいですか?」

「わからない。」

1日に何度もこんな事がある。

これも改善されずに毎日繰り返されている。

備品の位置も決まってないので、使いたいものがあると探すところから始めなくてはならない。

「あれ、どこだったっけ?」

「この間はここにあったけど・・・。」

「ないんだよねー。」

「あっちにない?」

数人がかりで探し出す。

シールも使おうとすると「あれ?もうあとちょっとしかない。」と、やり始めてから気付き、

誰かが作りに行ったりする。

常に、多めに作るかチェックするかすればいいのに。

誰か係を決めればいいじゃないか。

こうしてこの仕事は止まり、横によけて別の仕事を始める。

課長がいないと掃除でもするしかない。

機械で製品を作る仕事をやった事がある。

初めてやった日に、一番早い人の1.5倍作った。

普通にやっただけだ。本当に不思議だ。

たくさん作ってあげたので、社員の1人が翌日早出をしないで済んだそうだ。

自慢したいのではない。私はやれと言われた事を普通にやっただけだ。

ゴミ捨てに出たら「超力持ちで歩くの早過ぎですね。」と言われたようなものだ。

休日も好き放題だ。

「カレンダーに書き込んでおいて下さい。」

それだけだった。

「もしパートさんの休みが全員重なったらどうするんですか?」と聞いたら

「僕達社員が早出して残業するしかないですね。」と言った。

「この日は困る、とか言わないんですか??」とさらに聞くと

「困ったな、ぐらい言ってみるかもしれないけど。」と笑っていた。

こんな感じなので、あまり一生懸命仕事をすると浮いてしまう。

この頃は努力して適当にダラダラやるようにしている。

午前の配達の疲れを取りに来ている・・・そんな感じだ。

まぁちょうどいい訳だ。

これで午後バリバリ仕事したら、両立できまい。

それでも結局どっちの仕事も気に入っている。

ステーキもマックのハンバーガーも好き、そんな感じだ。