人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

藤井くん語録

午後のパートには20歳の藤井くんと、26歳の課長・横田さんがいます。

見た目もタイプもアンガールズの藤井くんと、いつもスーツを着て仕事を仕切っている課長は対照的で、見ていてとてもおもしろい。

出来上がった製品の梱包を課長に頼まれたのですが、「包装紙がない」と2、3枚しか用意してもらえませんでした。

とりあえずある分だけ包もうと梱包を始めたら、藤井くんがヒョコヒョコ出てきました。

「切ればいいだけなのに・・・。いつもそうなんですよね・・・。」

と、包装紙を切ってくれました。

ついでにその辺に散らばりまくっていた丸め新聞を片付け始め、

「また散らかしっぱなしで・・・。これで怒られるのいつも俺なんですよ・・・。」

なんか見た目も手伝って、爆笑してしてしまいました。ハマりすぎ・・・。

「課長、いつもどりますか?」と事務員さんに聞かれて

「5時に戻るって言ってました。」と藤井くん。

「はーい、5時ですね。」

事務員さんがいなくなると

「課長が時間通りに戻るはずないじゃないですか・・。」とボソッ。

「いい加減なんですよ、ホントに・・・。前も忘年会の日に『明日仕事はは9時でいいんですね?』って何度も念を押したのに、

朝行ったら誰も来ないんですよ。俺、真冬に会社の前で1時間寝て待ってたんですよー・・・。」

藤井くん・・・。

シールを貼る仕事もあるのですが、あるシールは本当にそーーーっと剥がさないとすごく伸びてしまいサイズがオーバーしてしまうので、

扱いが大変です。

この仕事を藤井くんとやっていました。

「む、むずかしい・・・。」

ぽ子は慣れてないので苦労していました。

「このシール作ったの、課長ですよね・・・。」

今度は何だ?

「・・・課長は自分が貼るときは、伸びる前提でサイズを小さく作ってくるんですよぉ。これなんてもともとギリギリじゃないですか・・・。ズルいですよ・・・。」

課長の悪口ばっかりになってきたなぁ。

別に私がみてると普通におっとりした優しい人なんですけどね。

立ち仕事をしていても寝てしまい、膝カックンしてしまうという藤井くん。

「あ、こんな事課長に聞かれたら怒られちゃいます・・・。」

今いないから大丈夫よ。

「怒るとこわいんですよ、ホントに。それがね、言葉で言うんじゃなくて・・・。」

「チェッとか・・・。」

・・・・・。

「はぁー・・・とか・・・。」

・・・・・。

「いっそ言葉で怒ってくれた方がどんなに楽か・・・。」

かわいそうに(笑)

でもここでも私は爆笑してしまいました。

課長ばかりではありません。

「梱包してたんですよ。時間なくて一生懸命やってたのに・・・。」

やってたのに?

「隣の部署に人に『暇そうだね、手伝ってよ』とか言われて・・・。」

(笑)

「大体、走ってても『何スキップしてんのよ!』とか言われたりするし・・・。」

(爆笑)

こんな藤井くんのポケットから携帯のストラップが見えました。

なんとそれはサザエさんの波平さんとフネでした。

藤井くんは横田さんがいなくなると急に元気になります。

今日は6時前に横田さんが外出した途端に動きが早くなりました。

「これは早く帰るチャンスですっ。」

果たして早く帰れたのかな?