仕事の掛け持ちも3週間目に入った。
家の中もますますすさんで来た。
食生活も然り。
家に帰るともう食事の準備などする気力はない。
「1ヶ月の我慢だから」と手抜きを宣言してあるので、それをいい事に全くやる気がしないのだ。
今夜のメニューは甘塩鮭を焼いたやつ、甘塩と書いてあったのに凄くしょっぱかった。
ご飯も麺もないのでひたすらしょっぱいのみだ。
それとニジマスのムニエル。ニジマスが半額になってたから買ったのだ。
流し台も散らかり放題なので、魚に塩コショウするだけで大変苦労した。
あとはカツオの刺身。
以上。
「ぶー子にご飯かうどんとか・・・。」さすがにダンナが突っ込んできたが
「いらない。」と彼女はチョコレートを食べだした。
ラッキー♪
栄養士さんなら怒りそうだ。
学校の先生も怒りそうだ。
多分うちの母も怒るだろう。
それが何だ、あと2週間なのだ。死にはしない。
旅先で不摂生するようなものじゃないか。
これはイベントなのだ。
「ぐうたら女の仕事地獄」という、おそらく一生に一度のイベントなのだ。
今朝は朝食として娘ぶー子にトースト1枚と目玉焼きを出した。
「・・・これだけ?!」
やはりぶー子は文句を言ったが、作ろうにも材料がないのだ。作る気がないから材料もないのだが。
「パンもう1枚と豆腐だったらどっちがいい?」と聞くと
「・・・豆腐って・・・。」と言ったきり黙ってしまった。
結局パンをもう1枚食べた。
ダンナは出張で朝早いので食べないで出掛けて行った。
これをラッキーと思わない人とは多分お友達になれないだろう。
私は食べずに行く。
昨日の夜は何を食べたっけ?
そうだ、冷やし中華だ。
もう賞味期限が迫っていたのでしょうがなかったのだ。
大変だった。
腐りかけのもやしと、きゅうり、カニカマ、卵、限界。
鶏肉も乗せるつもりでいたが茹でただけで力尽きた。
これだけでは寂しいので鶏肉を焼いた。
本当に焼いただけだ。
塩コショウして焼いて、しょうゆをかけた。
毎日こんな感じだ。
まともに食べた野菜って・・・。
陣で食べたラーメン「陣郎」に乗っていたキャベツぐらいか。
まぁいい。
肉の脂と酒があればあと2週間ぐらい何とかなるだろうさ。
問題はダンナとぶー子がどこまでこのイベントを楽しんでくれるかだ。
楽しんで・・・ないだろうな。
「給料入ったらカニ食べに行こうね!」と呪文のように言っているぽ子であった。