朝、自転車に乗ろうと思ったら鍵がついてなかった。
そうだった・・・。昨日なくしたんだった・・・。
朝、目が覚めたら、別れた彼氏がいないような気分だ。
今、宅急便の配達の助手を短期のバイトでやっています。
午前中だけのほんの3時間だけど、荷物を持って走り続けるのでかなりハードな仕事です。
なので、普段は朝ご飯を食べない私ですが、これでは昼までもつまいと、軽く食べて行きます。
配達地域が駅前なので、昼が近くなると、色んなお店からいい臭いが漂ってきます・・・。
朝を食べてるのにその頃には空腹感が・・・。
その時、車を停め、エンジンも切って、ドライバーさんは伝票の整理をしていました。
私はその横でボケラ〜っとしていたのですが、思いがけず「ぐきゅるるるる〜〜・・・・」とお腹がロングバージョンで鳴ってしまいました。
「ぐきゅ」のあたりでヤバイと思ったけど、もうどうしようも止まりやしません。
彼は反応しなかったので、私もボケラ〜ッとしてました。
ずいぶん前に勤めていた会社でも、いつもはやらない会議なんぞやってからに、10数人がテーブルを囲み、厳かな雰囲気の中で「ごぎゅるるるる〜〜〜・・」ともっと豪快な音でやっちゃったことがあります。
この時はあまりの音の大きさに回りも大爆笑でした。
止まれ!!と思う程にサウンドは広がっていくものです。
さて、仕事が終って自転車に乗る前に、ダメもとで鍵を探してみようかと。
一応昨日停めたあたりを見てみました。
やはりありませんでした。
「やっぱりもう彼は戻らないのね・・」な心境で自転車を出す時に、ふと2、3台隣の自転車のカゴを見たら、見覚えのあるものが!!
昨日停めたところとは全然違うのに・・・。
多分私は乱暴に投げたところ、となりのカゴに入ってしまい、その自転車の主は「ちがわい!」と隣のカゴにでも放り込んで・・・
を繰り返してここまできたのではないかと思われます。
あ〜よかったよかった!!
また鍵をなくしたとは言えなくて、まだ誰にも黙っていたのです。
でも伝票をなくした時みたいに「オ〜神よ!!」はやりませんでした。
こりゃ懲りてないぞ。