人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

仄暗い水の底から

ハリウッドリメイク版「ダーク・ウォーター」を先に観ていたようだ。これが原作に当たるとは知らずに観たが、そもそもリメイクも全然覚えてなかったから、影響はなかったかと。

     

   監督:中田秀夫

   キャスト:黒木瞳、菅野莉央、小日向文世

 

夫と離婚し、娘の郁子とふたりで暮らすことになった淑美。

引っ越して来た団地は古く、天井からは水漏れまでしている。年老いた管理人は取り合ってくれず、水漏れは日増しに悪くなっていく。

時々姿を消す郁子。捨てても捨てても戻って来る赤いバッグ。

引っ越しを決意する淑美が、ある時ついに、水漏れの原因を突き止める・・・。

 

古典的なホラーだ。それなりの恐怖感はあったが、鮮度は低い。ストーリー性にも乏しく、恐怖感に重きを置いている感じだ。

それだけに最後の淑美の選択には意外性があり、「昔ながらの日本の怪談」にある悲話のような仕上がりになっていたのは印象的だった。

 

ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆