「帰りは歩きになるけど、よろしくね。」
サラッと言ってくれたな。
金曜日、午前10時ホンダ。車の点検だ。ホンダに置いてきたら、帰りは歩きである。
徒歩30分ぐらいの距離だろうか。歩けない距離ではないが、近いとはとても言い難い。
否、近いとは言い難いが、歩けない距離ではない。考え方の転換。ポジにするのもネガにするのも、自分次第だ。神様は、無駄なことなんかしない。きっと意味のあることなのだ。気持ち良く行っとけ。
ならば、途中の大型ホームセンターで買い物をして行こう。
花売り場を見て、もうすぐなくなりそうな大五郎のご飯を買う。ついでに多めに買っておこう。2階の100均でゆっくり、使えそうなものを品定めする。最後に食料品売り場で晩ご飯の買い出しだ。
リュック持って行こうw 買い物♪買い物♪
そしたら写真でも撮りながら、お散歩気分でゆっくり帰って来るのだ。遠回りして和菓子屋さんに寄って、そうだ、ついでに薬局も行っちゃおう。なんたってこっちにはリュックがあるからね。
大五郎のご飯の大袋に味変用小袋をふたつ、レトルトご飯をエルと合わせて10個ほど買うと、リュックはずっしりと重くなった。想定内じゃ。だからこそのリュックである。
2階の100均へ行き、「何か使えそうなものはないか」と舐めるように見て回る。決まったものを買うだけでは、幅は広がらない。見て頭に商品をストックしておくのである。
結局100均では必要なものだけを買い、食料品売り場へと向かった。
滅多に来ないスーパーである。良さげなものを見繕って帰ろうと思ったのだが・・・・・・・、
重い、疲れた。
全く頭が回らない。見繕うなどという小難しいことは無理だ。
それ以前に、これ以上リュックを重くしたくない。
かと言ってここに来たことを無駄にしたくないので、アボカド2個とエアリアル(チェダーチーズ味)だけ買って、店を出た。
和菓子屋も散歩もパスだ。とにかく最短で帰りたい。
フゥ、フゥ。戦後の闇市帰りは、こんな感じだったのだろうか。
フゥ、フゥ。敵国で果てた戦士の心境は、こんな感じだったのだろうか。
家に着いたのは、12時。平日のルーティンだと、昼ご飯の時間になる。
もう動きたくない、このまま座り込みたかったが、座ったらもう二度と立てないような気がした。ご飯の支度まで頑張れ。支度と言っても、残り物を温めて出すだけだ。
それすらしんどいというのに、猫が食事処の定位置で二匹、それぞれ待っていた。
猫は後回しにしたい、しかしいま後回しにしたら、「後」は何時間後になるか分かったものではない。
頑張れ(泣)二匹の猫にそれぞれ、ご飯を入れてあげる。神様、ちゃんと見てるよね!?
そしてやっと座り、残りもののご飯を平らげてダンナに連絡LINEを送ると、返事を待つ間に眠りこけていた。
まだまだ疲れていたが、私を動かしたのはコーヒーだ。あれがないと、起爆しない。しかし飲み終わりが遅くなると睡眠に響く。
そしてこうして、コーヒーを飲みながらブログを更新しているのである。
疲れてはいるが、悪くない。努力は、目に見えない見返りをくれるものだ。何となく、誇らしいとでも言うのか。
このところ、何をやっても何もできていないような気がしていた。
大丈夫、頑張った分だけ、気持ちは楽になる。
金曜日のラストスパート、まだ頑張れる。