人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

朝食と二郎

昨日寝たのは3時過ぎだ。

やはり飲んでしまい、その上酔って寝室でエルと遊びまくってしまったのだ。

朝は朝で、エルが「開けて!」だか「遊んで!」だか「お腹すいた!」だかメェメェ鳴きだしたので目が覚めてしまった。

ご飯ぐらい遅らせても良かったのだが、薬も飲ませなくてはならないのだ。

薬を飲ませないなんて極悪人みたいではないか。

観念して起きる事にした・・・8時半。

しかし猫は1匹ではなかったのだった・・・。

リビングに下りると、いつも6時半に朝ご飯を食べていたラとミが大鳴きだ。

うぅっ・・・。こっちが先だ、ご飯だよ~。

猫達のご飯をあげたら、次は人間の分だ。

娘ぶー子がリボーンを観るために起きてくる。この番組がなければ昼過ぎまで寝ているのだが。

リボーンの気配でダンナが起きてくる。

ハイハイ、ご飯、みそしる、目玉焼き、ソーセージ。

「ええっ!?朝ご飯、皆で食べれるの!?」

「食べれる」は「朝ご飯」にも「皆で」にもかかっている。

そうなのだ、極めてレアなのだ。

最後に揃って朝ご飯を食べたのなんて、何年前だろう。

だいたい皆勝手な時間に起きてくるし、揃ったとしても私は朝ご飯を食べないのだ。

しかも週末に朝ご飯なんて作らないので、皆勝手に冷蔵庫の残り物やカップ麺を食べていたのだ。

ヤッホー、ヤッホーと喜んで朝ご飯を食べた。

これには理由があった。

今日の晩ご飯は二郎のラーメンと決めてあったのだ。

お腹が激空きの状態で食べれるようにするために、早めの昼飯で朝を抜いたのだ。

昼に近い朝からしっかり食べてしまったので、早速眠くなった。

ダンナはギターのレッスンに出かけるので、寝る事にした。

ところで現在、1日が終わろうとしているが、朝ご飯の皿はまだ流しにたまっている。

しかし寝ようと思い寝室に行くと、エルが「開けて~!遊んで~~!!」と鳴くので

結局遊んでしまいほとんど寝れなかった。

ダンナが帰ってきたら、買い物に出かける。主にエルのものだ。

危険な場所に入れないようにサークルでも作ろうかとか、おもちゃを買ってやろうとか。全て100均で。

100均はペットショップのコジマの上にある。

買うのは100均だがアイデアを探しにコジマに入る。

ついでに動物を見て周り、2度おいしい。

圧倒的に犬が多いが、子猫もいるにはいた。

見るとエルより若いのもいた。しかし、エルよりもしっかりして大人びて見える。

エルはと言えばお腹ばかり膨らんで足は細くガニマタだ。

背中も曲がっているし、毛もきちんと生え揃っていないので、ウニのような毛並みだ。

大きな目はタレ目だし、見た目非常に哀れである。

しかし、だからこそ愛しくて仕方ない。

おもちゃも100均でますます哀れだが、それはセコイ飼い主にあたってしまったと思って諦めて欲しい。

100均では羽根のついたボールと、棒の先に訳のわからない緑色の顔のついたおもちゃと、爪とぎを買った。

顔のついたおもちゃは棒の先に吸盤がついていて、床や壁にくっつけられる。

棒は良くたわむので、ボヨンボヨンと跳ね返ってくるようになっている。

頭の上には羽根が生えていて、良く見たら何だか変なおもちゃだった。

ボールの方は2つあり、開けてみてわかったのだが

麻の紐でアメリカンクラッカーのように繋がっていた。

果たしてエルが一番喜んだのは、ボールの入っていた透明の袋であった。

次には爪とぎやボールについていた麻の紐だ。

誰が考えて作ったのか、全然猫の気持ちがわかってないじゃないか。紐の部分がメインだと言うなら話は別だが。

ガッカリだ。

夕方には西川口の病院へエルを連れていった。1週間ぐらいしたら連れて来て下さいと言われていたのだ。

車の中ではずっと手にじゃれて遊んでいた。

それで疲れたのか、着くころに寝てしまった。寝たと思ったら着いたというか。

今度は待合室で待っている間にウトウトし始めた。ところが間もなく先生に呼ばれてしまった。

レントゲンを撮って帰って来ると、向かいに座っていた人が飼い猫の入ったケージに手を突っ込んだまま寝ていた。

山下清を彷彿とさせる、素朴な感じの男性だ。

小太りで坊主刈り、ジャンパーのチャックを上までキッチリ閉め、鞄をたすきがけにしている。

私達より後から来て向かいに座ったのだが、私の場所からケージの中は半分しか見えず

どうも猫っぽかったので顔が見たいと思い首を伸ばしたら、そっとケージを良く見えるように動かしてくれた。

猫は丸顔のかわいい大人しい猫だった。

和風の座布団が掛けてあり、待っている間中ずっと猫の背中を撫でてあげていた。

ところがレントゲンから戻ってみると、彼はそのままの状態でイビキをかいて寝ていたのだ。

待合室がほのぼのとしたムードに包まれていた。

レントゲンができあがるとまた呼ばれ、色々と話をした。

どうも肋骨矯正マッサージ(仮名)のやりかたが正しいのか心配だったので、手本を見せてもらった。

ギャー!!とエルは悲鳴を上げた。

私がやっても嫌がって鳴くが、これは力が違う。ここまでしなくちゃいけないのか。

エルは鳴いて先生の体によじ登った。

家では抱いている間はマッサージを止めるというルールを作ったので、それを覚えてエルはマッサージから逃れようと抱いてもらうために、胸までよじ登るのだ。

しかし先生はそんなルールを知らないので、よじ登ったエルは引力で診察台に落ちた。

エル、かわいそう。でも実はよじ登るさまは外から見ていてかわいかった。

帰りの車ではエルはすぐキャリーバッグの中で寝てしまった。

今度は私が手を突っ込んだまま寝た。

家に着いたら二郎のラーメンを食べに行き、

お腹がパンパンで何もやる気がしなくなったので、ぶー子の晩ご飯は作るのを止めて半額の惣菜を買って帰った。

帰ったらやはり眠くなり、エンタを観ながらウトウトしていた。

しかし、ハッ!!

今日もまだブログの更新をしていない。

もの凄く眠かったが仕方なく起きてビールを飲んだ。こうでもしないと目が覚めないのだ。

昨日と同じパターンだ。

だとすると今夜も夜更かしコースだ。

現時点では眠いが、今後どうなることやら。