さて、ライブは夜だ。しっかり備えておこう。まずはこまごまとした家のことを済ませてから・・・。おっと、猫ちゃん、ご飯の時間ですか。大五郎がキッチンにやってくる。
大五郎の食事場は、食器棚の上。上と言っても厳密には「中ほど」で私の太腿ぐらいの高さだ。そこにジャンプして上がって来るのだが、どうしたことか、乗ろうとして乗らない、乗れないようなのである。
食欲はありそうで、食べたそうにはしている。ところが食器棚に上ろうと構えはするものの、諦めてしまうのである。
仕方なくご飯は床に置いて食べさせたが、どうもちょっと様子がおかしい。後になって気が付いたが、尻尾が上がらない。ブランと下がったまま。
気になるのでネットで調べてみたところ、危険な状態になるものもあるようなので、病院に連れて行ったのだ。予約ができず飛び込みだったので、どえらい待つことになった。
結果的に悪い所はどこにもなく、先生も「正直分かりません。」と頭を抱えていた。
まぁ元気と食欲はある。レントゲン、超音波にも異常がないなら、まだ様子は見れるだろう。ということで、連れて帰ってきたのだった。
まぁちょっと安心はしたが、午前中が潰れてしまった。バタバタと何だかんだ夕方になってしまい、前飲みもなく会場へ。
定期的に開催しているオールディーズのライブで、参加は3回目になる。途中にゲストタイムがあり、私とダンナはここに出演することになっていたのだ。今回私は、Frankie Lymon & The Teenagersの「Why do fools fall in love」を歌わせてもらった。つくづく実感したが、アルコールが一番最初に阻害するのは、記憶だ。あれだけ叩き込んだ歌詞が、不思議なくらいに思い出せない。だいぶ適当になったぞ(笑)
さて、ゲストタイムのあとは第2部になり、最後はダンス天国となる。大盛り上がりだ。
しかし、私達は翌日に旅行を控えていた。調子に乗ってこのまま打ち上げに行く訳にはいかなかった。
行かなかったが、サイゼには行った(笑)
10年ほど前に、旅行前夜にサイゼでマグナムを飲んで翌朝寝坊したことがあったが、懲りない奴だ。
大五郎は珍しく、私のベッドに上がって寝た。一体どうしちゃったのか。
大五郎を右に、エルを左に、この晩は眠った。
寝坊はしなかった。
いよいよ楽しみにしていたセレブツアーが始まる。