人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

受け入れろ

まだ不調だ。とてつもなくダルい。気持ちが悪いが、吐き気や胃の調子という感じではない。熱はない。頭痛や喉の痛み、咳、と言ったものもないので、風邪や感染症の類ではないと思う。

40代に入ってからか、こういうことが増えた。言うならば、「不調」。原因があるなら、自律神経とか更年期とかの類だろう。

傍目に見える不調ではないので、肩身が狭い。

 

始めの頃は、たまたまの不調だと思っていた。繰り返すようになり、今度は一過性のものだと思いたくなった。しかしどうやらこの類の不調とは、長く付き合わなくてはならないらしい。

 

そして、膝を痛めて、もう一ヶ月近くなった。

「痛める」などというと何か明確な原因があるみたいだが、これもまた不明だ。ある日膝が痛くなっていた。

様子を見ていたが、全然良くならないので病院に行った。炎症を起こしているとのこと。

湿布と飲み薬を貰ったが、良くなってきて使用をやめるとまた痛み出す。これ、治るんか。

 

ついでに言うと、同じ頃から、ものに掴まらないと立ち上がれなくなってきた(笑)原因は不明だ!ひょいっと、立てなくなってしまったのである。それも「あたたたたた・・・・。」などと情けない声が出る。

これも一過性のものだと思っていたが、もしかしたらもう元には戻れないのか。

 

歳かよ。

 

恒例の父の生存確認電話では、毎回どこが痛い、どこが治らん、どこが不都合、という愚痴で、それを聞くたび私は心の中で「いい加減受け入れろよ」とウンザリしていた。

なってみないと、分からないものである。健康な人間の、傲慢だ。実際こんな不調がずっと続くなどとは、認めなくないのだ。それが、やっと分かった。

私は、歳を取ったのだ。

歳を取って、ガタがきて、こいつを抱えて生きていかなくちゃならなくなったのだ。

そして、少しずつ過去の自分を失っていく父を想う。愚痴ぐらい、聞いてやろう。

世の中には、どうにもならないことがある。

そしてそれは、歳を取るほどに、増えていくのである。

 

今週はもう、捨て週だ。

受け身にはしたくない。これは私が積極的に選んだ選択だ。

ポンコツとして、生きるための。