最近は時間がないのであまり見なくなったが、一時期暇があると良く見ていた女性専用掲示板があった。
匿名性というベールがあると、人は大胆になるものだ。本音トークが面白いところなのだが、匿名性が人に牙を剥かせることもある。
荒れやすいサイトはストレスになるので、比較的平和な「ガルちゃん」に落ち着いたのであった。
品がなく民度が低いと言われているサイトだが、荒らしに対して正義感が強い人が多く、言葉の悪い人には容赦がない。その団結力に「ガル民」の良さを見るのだ。
ただし、品がないというのは当たっている(笑)
そんなガルちゃんでも、荒れることはある。
荒らしがひとりなら集中砲火を受けて駆逐されるが、意見が対立した時だ。
それが定番化すると、A派B派と明らかな派閥ができ、他のトピでも荒れることになる。
典型は、ワーキングマザーと専業主婦の対立など。
自分が専業なので私も専業側の目線で読むが、ワーママの言い分も至極真っ当でいたたまれなくなる。
彼らは休みたくても休めない。能力も、ある。つまるところ家事なんて、どんなに大変だろうが誰でもできるのである。そして、時間は自分の自由になるのだ。ワーママにドヤられたらグーの音も出ない。
ところが白熱してくると、売り言葉に買い言葉でどんどん持論もエスカレートしていく。
彼女らは、「グータラと」「暇つぶしに」「家事などと言う仕事にもならないことをして過ごし」「自分で税金も払わない」という専業をクソミソに叩く。
特に年金負担がないことにはご立腹で、「私達があんたらの分を払っている」とまで言われてしまう。
ここまで来ると私も腹が立ってきて、専業側の書き込みにエールを送るようになる。
専業を無能だという書き込みが続いた。社会のお荷物。寄生虫。
専業の反撃。
主婦だって忙しい。無能と言うが、「夫が夕食はいらないと言っていたのに突然帰って来ることになったりしたら、作りかけのカレーの量を増やさなくちゃならない。ジャガイモ剥くのだって大変なのよ!」
おいー、頼むよ主婦代表!!
案の定ワーママからは「ジャガイモ!!」だの「笑わせるな」だの、酷い言われようだ。
悔しいが、彼女らの言う通りだ。私のやっていることでワーママにできないことはないが、ワーママの仕事は私にはできない。
でも、これだけは言いたい。
暇ではない。一生懸命やっている。そして、あなたに年金の保険料を払ってもらったことはない。
誇りを持てない労働だ。
胸を張れない自分がいる。