日に日に深刻な状況になっている、日本の新型コロナ感染者数。
正直、もう今後は爆発的に増える気がして仕方がない。
見えないウィルス。潜伏期間。症状の出ない人。
そこへこの感染力の強さ。「新型」であり、まだまだ分からないことも多い。
国の抑え込みもいまひとつ甘く、こうしている間にもどんどん感染者が増えているのではないだろうか。
正直つい最近まで、コロナなんてインフル程度のものだろうとタカをくくっていた。
新型であるということで慎重になっているだけで、どんな病気でも一定数は死んでいる。ネガティブな部分にスポットを当てているだけじゃないか。
私はクルーズ船にも乗っていない。疑わしいものとは接触もしていない。
日本が他の国に比べて感染者数の上昇が緩やかなのも、安心材料になっていただろう。
対岸の火事であった。
しかしそれは確実に進行していたのである。それが今の状況だ。そしてこれはまだ、ほんの始まりに過ぎないはずだ。
見えないウィルスは見えぬまま拡散を続け、もはや手に負えないところまで来ている。
武漢、イタリアの一日の感染者は減少傾向に転じているようだが、日本がそうなるまでに、何が起こるだろうか。何を失くし、何が残るのだろうか・・・。
母は、肺炎で死んだ。
それはもうとても苦しんで死んだ。
モルヒネという名の安楽死を選ぶまでずいぶん悩んだが、その間も母はずっと苦しみ続けていたのだ。
もっと早く楽にしてあげるべきだったのかと、今でも思い出すとつらくて泣けてくる。
もう止められない流れなのかもしれないが、その流れを緩やかにすることはできる。
その猶予が医療機関への猶予にもなり、それが私達への猶予になるだろう。
最前線で頑張っている人達に思いを馳せつつ、私達は自分達のできることを確実にやっていこうじゃないか。