人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

今宵もしたたか飲んだであります。勢いで書いてますが。

ダンナ無き後(寝てしまった)アラ汁を作ろうと、買って来たアラに塩をして熱湯をかけたのだ。

ヤカンで湯を沸かした。

手にしたヤカンはいくらか重さがあったので、たっぷりの水を足した。

もともと入ってた水を捨てないのか、と思われるかもしれないが、捨てん。

単に面倒なだけだ。

ここ24時間よりも前の水であることは、そうそうない。12時間と言ってもいいか。

なんなら枕元のいつのものとも分からん水だって、平気で飲んでいるのだ。

このあと煮沸するなら、なおのことおざなりにもなる。

で、沸騰したたっぷりの湯をアラにかけたときに、違和感に気付くのである。

懐かしい香りだ。

何と言うか、昔こういう匂いに馴染みがあったような。

我に返り、何か変なものをかけているのかと湯を見たが、おかしな感じはない。

私は酔っているのだ。考え過ぎなのかもしれない。

アラを裏返し、湯をかけ続けた。

・・・いや、やはり何か違う。これは「湯」などというニュートラルなものではない。何かの匂いがある。

すっかり軽くなったヤカンの蓋を、そこでやっと開けたのだった。

お茶の袋が入っておったEE:AEB64どうやらダンナが沸かしたらしい。ずっと水出しでやってきたのに、謎だ。

我が家では、麦茶とコーン茶が常備してある。見た目ではどちらなのか、サッパリ分からない。

在庫の現状を確かめるために冷蔵庫の中を確認したが、不思議なことにどちらもたっぷり入っていた。

しらばっくれるために作り直すつもりでいたが、行き先がなさそうなのでやめた。

私のヘマはバレることになる。

私としては、ダンナのヘマと言いたいところなのである。