今宵もしたたか飲んだであります。勢いで書いてますが。
ダンナ無き後(寝てしまった)アラ汁を作ろうと、買って来たアラに塩をして熱湯をかけたのだ。
ヤカンで湯を沸かした。
手にしたヤカンはいくらか重さがあったので、たっぷりの水を足した。
もともと入ってた水を捨てないのか、と思われるかもしれないが、捨てん。
単に面倒なだけだ。
ここ24時間よりも前の水であることは、そうそうない。12時間と言ってもいいか。
なんなら枕元のいつのものとも分からん水だって、平気で飲んでいるのだ。
このあと煮沸するなら、なおのことおざなりにもなる。
で、沸騰したたっぷりの湯をアラにかけたときに、違和感に気付くのである。
懐かしい香りだ。
何と言うか、昔こういう匂いに馴染みがあったような。
我に返り、何か変なものをかけているのかと湯を見たが、おかしな感じはない。
私は酔っているのだ。考え過ぎなのかもしれない。
アラを裏返し、湯をかけ続けた。
・・・いや、やはり何か違う。これは「湯」などというニュートラルなものではない。何かの匂いがある。
すっかり軽くなったヤカンの蓋を、そこでやっと開けたのだった。
お茶の袋が入っておったEE:AEB64どうやらダンナが沸かしたらしい。ずっと水出しでやってきたのに、謎だ。
我が家では、麦茶とコーン茶が常備してある。見た目ではどちらなのか、サッパリ分からない。
在庫の現状を確かめるために冷蔵庫の中を確認したが、不思議なことにどちらもたっぷり入っていた。
しらばっくれるために作り直すつもりでいたが、行き先がなさそうなのでやめた。
私のヘマはバレることになる。
私としては、ダンナのヘマと言いたいところなのである。