ホームビデオをデジタルに保存し直しているところだが、いよいよ残るは「壊れたテープ」のみとなった。
動かないのが2本、デッキが噛んでグチャグチャになったのが1本。
動かない原因は定かではないが、あまり古いとテープが固まるかくっつくかしてしまうことがあるらしい。
バラして、少しずつくっついたテープをはがすようにしていくことになるのだろうか。
グチャグチャの方は、取り出す時に1ヶ所テープを切った。これをまたくっつければ生き返らないかと。
いずれにしろ、分解である。
分解であるEE:AE595
どちらも放っておいたところでゴミなのだ、私の手術の方がまだ再生の可能性があるではないか。
ゴミをいじるんだから、責任もなかろう。
PCのマウス以来の分解だ。ちなみにゲームのコントローラーは予備があったので、結局分解しなかった。
VHS-C。小さいビデオテープだ。
全て勘でいく。
ネジを外して、フタを外す。
その時、小さなバネがビョンEE:AE482と飛び出してきた。お前、どこから・・・EE:AEB64
これはフタを外したところだが、すでに色んな部品が動いて外れたりしている。
左上の小さな筒状のものは、右側にもついていた。
どちらもグラグラして安定しないので、固定できるフタの方に移動。
切れたテープは、セロテープで軸に貼り付けた。
この2つを合わせれば、元に戻るはずだ。
下がフタになるのだが、さっき動かした小さな筒がフタについているので、落ちないように角度に気をつけなくてはならない。
そしてこの筒を、テープの内側に入れなくてはならないのだ。
バネはどこに入ってたんだろうEE:AE5B1
適当に入れておく。
では、合体。
テープの内側に筒を入れるのが難しいので、テープ外側のカパカパ動く部分を開いてセロテープで固定した。
何が難しいって、ここが一番難しかったEE:AEB30
どう直すか頭を使うよりも、ここに一番時間をかけなくてはならなかったのだ。
筒が落ちないようにフタをかぶせること。
筒がテープの内側に入ること。
全ての軸が然るべき場所にはまること。
もうテープは何度も筒で踏んづけてグチャグチャだ。
知らんわもう。直ればほんの最初の数秒間の部分であろう。
やっと、はまった。
しかし。
どうしても閉まらないEE:AEB30
どうやら何かが引っかかっているらしい。
部品の位置か向きが違うのかもしれない。
怪しいのはバネだ。
こっちはどうか。
この辺か。
場所を変えては閉め、部品の向きを変えては閉め。フタがちゃんと閉まるまで、それを繰り返すのだ。
正解は、これ。
しかしこのバネと部品もフタ側に回ったため、フタをかぶせる作業の難易度がさらに上がる。
こういうことにはしぶとさを見せる自分だ。
他にやるべきことがあっても、ここまできたらもう止められない。
全然イライラしないから不思議だ。
それはそこに、成功のビジョンが見えていたからかもしれない。
人生にも言えることだ。
私は成功のビジョンを描いていきたい。
さすれば、何事も諦めずにやり遂げることができるだろう・・・。
遂にフタが閉まった。
完成だ。
これが余ったがな(笑)
さて、これで終わりではない。
これがちゃんと動かなくては、観られなくては意味がない。
デッキに入れて、再生。
えーい、見せてしまえEE:AE482小さい頃の娘ぶー子だ(笑)
何とか最後まで再生できたのだ。感無量。分解最高。
しかしあと2本。
あの手順を思うと、さすがにすぐにやる気にはなれないなぁEE:AE5B1
追記:
こうして見返して気がついたが、テープは筒の間を通すべきだったのかもしれない。左右に2つも3つもついていたのだ。単にテープの内側に通すだけなら、筒は1つでいいのではないか。
かといって、筒の間にテープを通すなど、手作業では無理だと思う。
もうひとりいれば、できたかな?
超追記!:
フタと思っていた方が底であったEE:AEB64
確かにそうすれば、もっと楽に合体できたかも~~EE:AEB30