もう私は、その渦中にはない。
後遺症でまだ時々不安定にはなるが、大丈夫だ、ご心配なさらぬようEE:AEACD
ただそれといかに対峙したかを、残しておきたい。いつか誰かの、もしかしたら自分のためにでもなれば。
「本当に悲しいこと」という経験は、みんなあるのだろうか。
数値で測れるものではないし、自分の経験は自分しかできないのだ、その悲しみの度合いは人それぞれでも、悲しいことには違いはないだろう。
中でもやはり、「別れ」はとりわけ悲しいものだ。
過去を振り返ってこのレベルの悲しみは、私には3回目となる。
もう会えなくなるという悲しさに加え、どうにもできない運命への怒りと絶望。
こんな感情に飲まれてしまうと、自分自身が狂おしい程に辛くなる。
なので冷静に考えてみたのだ。飲み込まれないために。
泣いてしまうと、余計に悲しくなってしまう。
これをなすがままに放置すると、悲しみはどんどん膨らんでいき、手が付けられなくなってしまう。
もうね、オペラかと(笑)全身使って暴れまわって喚きましたEE:AEAC5
こんな思いは勘弁、と、私は悲しみをコントロールすることを考えたのだ。
「泣く」という行為は、呼吸を乱す。
なので、ここでスースーと深呼吸をすると、かなり落ち着くことができるのだ。
それでも向こうの方が強かったら、「フーフー」と声に出す!負けんな!踏ん張らんとオペラだよ!!
どうしても泣けて仕方がなかったら、仕方がない、多少は譲歩してやる。声を出さないで、涙だけだだ流しにする。
ウッウッとかヒックヒックとかウウウとかいうと、加速していくので注意。
涙が出ないような悲しさは、もっとタチが悪い。
奴らは「活力」とか「エネルギー」とか、生きていく上で大切なものを静かに奪っていく。
今はこれと対峙している。
ただじゃ起きないぞ、お前も私の力でどうにかしてやるわ。私は無駄に無気力になってる訳ではない。
さて、買い物にでも行くかなEE:AE482(奴らはこういう元気が苦手らしい。)