人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

第一次ベビーブーム

「エビが卵産んだEE:AE471

「えっEE:AEB2FホントEE:AEB2F

それを報告したのはもう、1ヶ月以上前になる。

メダカが立て続けに死に、何とも水槽周りに不穏な雰囲気が漂っている頃であった。

ダンナの表情は驚きと喜びの狭間、まさに妊娠を告げられた夫そのものだ。

予想だにしなかったこともあり、水槽のイメージは一変した。

まだ寒い時期だったせいか、卵はなかなか孵らなかった。

私達は孫の誕生を待つかのように、まだなのかと焦れていた。

そしてそれは、「気がついたら孵っていた」という、肩透かしの誕生であった。

あまりに小さいのでなかなか見つけられず、私などは4、5日経った今日になってやっと2度目の対面になったぐらいだ。

「エビ、見た?」

「どこにいた?」

「何回見た?」

「何匹見た?」

ちょっとしたエビブームである。

並行して、ベランダではメダカの世話だ。

新しい環境に新しく迎え入れ、こちらも気になって仕方がない。

小ぶりの黒メダカは小さい発泡スチロールの容器で、比較的大きな白メダカは睡蓮鉢で育てている。

白メダカは、これまで飼った中でもひときわ大きい。

黒メダカを見た後にそっちを見ると、「鯉かよ」と突っ込みたくなるような体格である。

そのくせ臆病ですぐに隠れてしまうが、エサをやっているうちに少しずつ慣れて来たかな、というところであった。

今日もエサやりがてら、様子を見ていると、

EE:AEAC6EE:AEB30

なにこれ、もしかして、

卵!?

エビのベビーブーム真っ只中であった。何の予感も期待もなかったのだ、何の備えもない。

まるで早産の娘に立ち会ったが如く、卵を取り上げにかかった。これでいいのかEE:AEB2F

そのままにしておくと卵は食べられちゃうと言うので、水草に産み付けた分だけ取り出したが、まだまだ卵はお腹にくっついている。

どうすりゃいいんだ、てえへんだEE:AEB30

というところでございまして、今日はこの辺でEE:AEAD9