メダカを飼い始めてから、約4ヶ月が経った。
軽い気持ちで手を付けたが、フタを開けてみれば困難続きでとても苦労している。
メダカ言いましても、もうメダカはゼロだ。残るはエビとドジョウ。
どうやら屋外飼育の方が簡単らしいというので、今その準備をしているところだ。
屋外飼育が楽な理由は、自然任せでなにも設備がいらないということである。
自然の環境に近ければ、そのまま勝手に育つらしい。
できるだけ大きな容器で、水温に気をつけてさえいれば、蒸発した分の足し水をするだけでいいとのこと。
今ベランダには、土と水草を入れて水を張った状態の睡蓮鉢がある。
あとはここに生体を入れるだけなのだが、その前に恐ろしいことをしなくてはならない事を知った。
「自然任せの環境」とは、バクテリアが十分に育ち、生体のフンなどを分解できる環境の事だ。
今の屋内飼育では恐らくこのバクテリアが不安定なために、生体が死んでいくのだろうと考えている。
なので屋外の睡蓮鉢も、バクテリアが育っていないと生体を入れられないということになる。
バクテリアは、生体のフンなどをエサにして育つ。
ということは、生体を入れないとバクテリアが育たないのだ。
ちょっとまって、バクテリアが育ってないと生体は入れられないんじゃ、だからバクテリアを育てるために生体を入れるのである。
???
それを、「パイロットフィッシュ」と言う。
カッコいい響きだが、つまり、犠牲覚悟で放り込むのである。
最初に水質が安定するまで、パイロットフィッシュで様子を見る。
死んだら、まだだ。
死なずに何日か経って初めて、少しずつ生体を入れていけるのである。
もちろん死ぬとは限らない。
適当にたくさんポンと入れて平気だったという話も、珍しくはない。
ただ、リスクを少しでも抑えるためには、やはりパイロットフィッシュは必要な存在だろう。
これをやらなければ、先に進めない。
睡蓮鉢は、メダカを待っている・・・。