それを思いついたのは、おととしの年末であった。
年越しを間近に控え、世の中は大掃除だ買い出しだとせわしなく動いていた。
そんななか私は、その年も大掃除をすることなく通り過ぎようとしていたのだが、ふと思いついた。
洗車ぐらいしておこうか。
思いついてみると、かなり長い間車を洗っていなかったような気がしてくる。
洗車は好きだ。汚ければそれほど洗い甲斐もありそうだが、いかんせん寒過ぎる。
ここは金にモノ言わせて機械の世話になるとしよう。
ガソリンスタンドに行った。洗車チケットが車の中にあるはずだとダンナが言っていた。
スタンドでスタッフに洗車をお願いしたい旨を伝えてチケットを出してみると、なんとそのチケット、一枚も使った形跡がなかった。まだまだ分厚いまま、たっぷりの洗車権が残されている。
もっと頻繁に使うべきじゃなかったのか。ケチッてこんなに汚れてるなど、バカらしい話だ。というか、もう洗車のことなど、全く頭になかった。
基本、汚いのである。今さら「汚れて来た」などとは思いはしないのだ。
しかし、ちょっと反省。
こんなに余らせるんなら、じゃんじゃん使うことにしよう。
洗車にはいくつかのコースがあった。
いつもなら迷わず一番安いコースにするが、ちょっとフンパツして2番目に安いコースにした(笑)撥水力がどうとかいったかな??
さて、車はピカピカになって戻って来た。
ピカピカだ。
綺麗にはなった。
が、大変なことが露呈した。
今まで汚過ぎて気がつかなかった。
汚れが落ちてみると、ボンネットの塗装が剥げていたのであるEE:AEB64
丸一年は、洗車していなかった。
もしかしたら、2年、いや3年ぐらいか。
RV車だ、ハクがついたと思うようにしたが、思えるかいEE:AEB64どう見たってハゲチョロケだわEE:AE5B1
ボンネットの塗装。
これも、ボンネットだけ塗り直すとなると、他の部分と色が同じにならない可能性があると言う。
そりゃそうだ、20年もののボディの一部だけを塗り直すのである。塗装の歴史が違うわ。
しかしそれでも、ハゲよりマシではないか。
となると次なる問題は、予算である。
当然、安くはない。
調べたところ場所によりピンキリではあるが、数万から十数万。
なんなら自分でやってやろうと塗装の方法を調べたが、難しい上に道具を揃えるのにもそれなりのお金がかかる。そして場合によっちゃそれは、無駄になる。
ということで、我が家の車のボンネットはハゲたままだ。
年を越して気がついたが、去年も洗車しなかったなぁEE:AE5B1