人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

自動アルペジオ

リハまであと3日、というところであった。

またデスカEE:AEB2F

はい、まだこんなことやってるんです、私はEE:AEB64

今またライブに向けてのリハラッシュとなっているが、今回は悪くないペースでコピーはできていたと思う。

しかしここに、急な1曲が入った。

ものすご~~く上手いキーボーディストの方が来れなくなったとのことで、ものすご~~く上手いキーボーディストの方が弾く予定だった曲EE:AE5B1

「完コピしなくていい、裏でコードだけ弾いててくれればいいよ。」と言ってはくれたが、面倒でも完コピの方が私にはラクなのである。

まぁ実際、曲が始まってしまえば、あとはほぼコード弾きでさほど難しいことはない。

しかしその前に、とんでもないイントロが立ちはだかっていたのである・・・。

イントロはキーボード1本だ。

その中に入っているいわゆるメロディラインは、少なく見積もって5つ。

打ち込みっぽいシンセベースと機械的なチャラチャラ音、通して入っているコード弾きは終盤で音を重ねるように厚くなる。

この中で時々入る、パンパカパーンみたいなやつ。

私の手は、2本ですEE:AE4E6

何かを捨てなくてはならず、まず後からコードを重ねて厚みを出すことは諦めた。効果音的なチャラチャラ音も、捨てだ。

これにより単調なイントロになってしまうが、致し方なかろう。

次に、シンセベースはベーシストの方にお願いする。

つまり私が弾くのは、コードとパンパカパーンだけ。

あの壮大なイントロが、コードとパンパカパーンの単調な繰り返しになってしまうのだ。

そこでまた、欲を出してしまった。

チャラチャラ音を打ち込んでしまえば、手は使わない。

厳密に言うとこれは「アルベジエーター」という機能を使い、鍵盤を押さえる必要はある。

しかし押さえたコードを、分散してアルペジオを繰り返してくれるのだ。

これが使えれば、ベースラインもアルペジエーターでいける。

ってか、やってみたくなったのだ、アルペジエーター。

こうして昼から、シンセと取説を交互に見つつ、私は格闘した。

夜。

な~~~~~~~~~んにも、できませんでしたEE:AEB64

アルペジエーターどころか、他のパートの割り振りもシンセへの音色入力も。

つまり、丸一日、棒に振ってしまったのである。

それだけでなく、疲れた。途方もなく疲れた。

疲労だけでなく、ストレスも溜まった。

猛烈に、ジャンクフードと酒を欲してた。

取説は、何度も何度も熟読した。

理屈は分かった。

でも、音が出ないのである、なんでEE:AEB2F

思いもよらない設定時に音が出たりもして、もうサッパリ分からんEE:AE5B1

なまじっか理解できる部分があるだけに諦めきれず、結局一日無駄にしてしまった。

結局私の出した結論は、一番最初に考えた「単調で簡素化されたバージョン」しかないということであった・・・。

実は、早い段階で、月曜日に一緒に飲んだプロのミュージシャンの方が、打ち込み部分を作ってデータを送ってくれてあったのだ。

素直にそれを使えばいいだけだったのだが、なんでこういうことになると諦めがつかないのか。

晩ご飯はポテトチップスとビールにした。