18時40分。近所のスーパーに向かう。
晩ご飯のレシピが決まっていない時は、こうして値下げ時間帯に行き、めでたく入手した安い食材で適当に作るようにしている。
その日も18時40分にエコバッグを持ち、スッピンにマスクをして帽子をかぶり、強盗仕様で件のスーパーへ向かった。
肉はすでに値下げされ、鮮魚の値下げがこれから始まるところだ。ついでにいうと、惣菜はもっともっと後である。
魚の値下げがまだだったので、ブラブラと肉の方を見て歩いていた。
値下げされていたのはもともと高い国産牛ばかりだったのだが、その中にローストビーフ用のブロックがたくさんあったのだ。
ローストビーフ、というかタタキ、というか、生肉は大好きだ。安ければ買いたい。
これが、100g150円のところが半額である。激安EE:AEB30
ただ、どれも大き過ぎるんだよなぁ・・・。
一番小さい800円台のものを手に取ろうとしたところ、同時に隣の人の手もその肉に伸びて来たのだ。
とっさに二人して「あっ」という感じで手を引っ込めたが、その男性は「どうぞどうぞ」と手を差し出した。
いやそんな恥ずかしい、私がもっと若かったら「スミマセンEE:AEAAB」かなんか言って笑顔で有り難く頂くが、今それをやったら「ふてぶてしいババア」として彼の歴史に数日は残ってしまうだろう。
私はササッと目を走らせて、次に大きなやつを手に取って「私、これにしますから大丈夫ですッEE:AEB30」と言って逃げてきたのであった。
牛モモブロック、600g。
それを調理したのが昨日。
こんなに大きな塊でローストビーフを作るのは初めてだったので、色んなレシピを参考にした。
まぁだいたい押さえどころは同じだ。
違いは焼き方、キモは焼く時間。
フライパンで焼く方法もあったが、この大きさだ、せっかくだからオーブンでいってみる。厳密に言うと、フライパンで焼き目をつけてからオーブンだ。
ソースは、肉をマリネした野菜を炒めて、醤油と赤ワインとバルサミコ酢を入れてミキサーにかけた。これは恐怖のオリジナル(笑)
オーブンではまず10分焼いてみたが、押してみるとまだヘニャヘニャに柔らかく、アイスピックで中まで刺したところ冷たかったので、8分延長。
これを15分ぐらいアルミホイルに包んで完成とした。
いいよいいよ~~~EE:AEAAB
切った断面の色は完璧。
ただの木曜日がスペシャル感。
どれEE:AE5BE
私がここでネタにするぐらいだ。オチはある。
硬くて硬くて噛み切れないEE:AEB64
敗因は、切った厚みだろう。しかし私の技量ではこれが精一杯だ。
味は悪くないだけについ口に運んでしまうが、ガムだよEE:AE5B1野生動物にでもなった気分である。
ダンナはあんまり食べなかったので、翌日の今日も私がせっせと朝から食べている次第である。
で、ソースだが、不思議な味と食感であった。これで察して欲しい。
木曜日のスペシャルであった。