オススメ映画をDVDに焼いてくれたBSTさま、レンタルの消費が追い付かず、なかなか観れなくてすみませんEE:AE5B1
正月休みに観れればいいんですが・・・EE:AEB64
今回観たのは、こんなんでございます。
監督:ゲイリー・ロス
キャスト:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン
近未来。
パネムという国は、過去に国内の12の地区からの反乱に合い、戦いになった時代があった。
しかし政府軍が勝利。
この戒め、みせしめとして、今は政府下で管理しているこの12地区から毎年若い男女2人を選出し、最後の一人が残るまで殺し合いをさせるゲームを催してきたのだ。
今やこの催しは国を挙げての大きな行事となり、スポンサーを募りテレビで大々的に放送し、国民もこの「娯楽」に興じるようになった。
一方、元反乱軍の生活は厳しいものとなっていた。
生活は完全に政府に管理され、着る物、食べる物にも事欠く毎日。
政府の支給品を受ければ、このゲームに選出される確率が上がっていく。
誰もが諦めの中、自分がプレイヤーとならないことをただ祈るばかりであった。
「刈り入れの日」と呼ばれる、プレイヤー選出の日。
抽選で選ばれた妹を庇い、自ら志願した姉カットニス。
取り柄は、生活を支えて来た弓だけだ。
生きて帰るには、生き残らなくてはならない。
数日間の訓練を経て、ついにプレイヤーは格闘場となる山中に放たれる・・・。
こういったバトルロワイヤル的な殺人映画は、意外と数多い。
それでもこの作品が特徴的なのは、近未来という設定の中、国民がこれを娯楽として楽しんでいる点である。
プレイヤーは政府によってもてなされ、綺麗に仕立てられ、スポンサーを得るために感情移入できるようなストーリーを着せられる。
プレイヤーも、生き残るためにそれに従っていくうちに、立派な駒となっていくのである。
そんな殺し合いを見ている自分も、実は熱狂して楽しんでいる国民と大して変わりはしない。
手に汗握り、「逃げて!」「殺せ!」と主人公カットニスを応援している。
最終的にはやはり殺さなくてはならない、同地区の相方との駆け引きも、見ものだ。
こういう作品をこう言ったら不謹慎なのかもしれないが、すごい面白かった(笑)
まぁ完全な娯楽だ。
こんなゲーム、絶対にあり得ないし、近未来設定も夢のようなフィクションである。
世界観がFFに似ていたのも、好感を持てた要素のひとつかもしれない(笑)
しかしダンナは、「ありがち。先が読める。」などと言って、意外とドライな感想であったが。
ぽ子のオススメ度 ★★★★★
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆