人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

声帯ポリポイド治療・9 ~大学病院へ行く~

次に行く病院は、東海大学医学部付属東京病院と決めた。

声帯の治療で評判のいい病院を徹底的に調べたが、中でも山王病院のボイスセンターがダントツ人気があったのだ。

私もできればそこに行きたかったが、セレブ・芸能人御用達の病院であり、治療費が高いらしいので諦めたのだ。

しかし朗報。

この病院にいた先生が、東海大学医学部付属東京病院に移ったらしいのである。

実際に手術をして良くなった人の話もあり、気持ちは大きく傾いた。

ここなら比較的アクセスもいいし、まずは行ってみることにしよう。

病院に電話をしてみると、翌日すぐに予約が取れたのだ。

よしっ、とっととカタをつけてしまおう。

駅から歩いて5分ほど、家からは1時間で着いてしまった。

大きいが、古めかしい病院である。

長い待ち時間を覚悟するも、ほとんど待たずに診てもらうことができた。

かの名医は、70代、もしかしたら80??と思しき年配の先生であった。

これまでの経緯をどう説明しようとあれこれ考えてきたが、「かかっている病院に不信感が出てきたので、セカンドオピニオンとして来ました」と伝えると、何も聞いてこなかったのだ。

おっとりとしていて優しいが、言葉は少ない。

まぁどうせ一からやり直しだ、これまでの経緯など必要ないのかもしれない。

ここでもやはり鼻カメラ(なんというのか??)を突っ込まれて「エー」と言った。

そしてその画像を見ながら、現在の状態の説明を受ける。

「声帯が腫れて太くなってるけど、そんなに酷くはないね。手術することはないんじゃないかな?」

確かに前の病院で見た時よりも、腫れは引いているように見える。

実際、声もだいぶ出るようにはなってきているのだ。ステロイドのおかげでだろうか、一時的にでも軽快しているのは間違いないだろう。

手術で一気に治したかったが、このまま治っていくのなら無理してお願いすることもないかもしれない。

ただ、今後どういう治療になっていくのか。

病院を変わったので、経過にも変化があるかもしれない。

こればかりはすぐには分からないので、とりあえず信頼してついていこうと思う。

ちなみにカルテには、「ポリープ様声帯」と記入されていた。

吸入して、薬をもらって帰った。

飲み薬はなく、ステロイドの吸入薬だけが出た。酒飲んでもいいそうだEE:AEACD

吸入ステロイドは飲み薬や注射に比べて、体に優しいらしい。

ところでこの日、喉の治療後初めて歌の練習に行ったのだ。

今回はゴスペルの練習だったのだが、ビックリするほど声が出たEE:AEB64

発声練習の段階でこれまで出なかったキーがすんなり出ることに驚き、声の嗄れもかなり良くなっていてまた驚いた。

ただ、息が続かないというのは全く改善されておらず、これは私の歌い方が悪いことが確定した(笑)

この調子で良くなっていけば、確かに手術などいらなさそうである。

ただ、強烈なステロイド治療と禁酒がなくなり、今後どうなっていくのか。

次の診察は1ヵ月後である。

今回の診察料:4280円(初診料、検査、吸入、処方箋料)

薬代:1250円

薬内訳:キュバール100エアゾール 15mg8.7mg(吸入。なんだ?この単位は。)