金曜日飲み過ぎて土曜日飲めず、酒が残らない日曜日を有効に使えることが増えてきたのだ。
なんと7時半に目が覚めたので、なんとすぐに起きてなんとジョギングまでしてしまった。
朝風呂に入って近所のファミレスにモーニングを食べに行っても、まだまだ時間はたっぷり残っているのだ。
お台場に行ってきた。
朝からジョギングなんぞやっている自分に酔い、血迷ってファミレスのモーニングは茶漬けにしてしまった。
その影響で腹が減って仕方がない。
台場に着いたらまず大きなハンバーガーを食べ、日本科学未来館という施設を目指す。
春の到来が遅いなどとニュースでは言っていたが、日差しは柔らかく、暖かかった。
で、科学未来館だ。
子供や男性はこういったものが好きな傾向にあるが、私も決して嫌いではない。
しかしだ。難しくてさっぱり分からなかった。
宇宙、科学、数学、ロボット、コンピューター、医学・・・。どれを取っても、私に理解と興味を示させる要素がない。
ファミリー向けの施設だというのに、難解極まりないのである。
ボタンを押すと何かが起こったり、不思議な小部屋になっていたりしながら、ふたを開けてみれば数式や遺伝子。
★クイズ★なんていうのもやってみたが、正解率は私もダンナも5分の一であった。
私が楽しめたことといえば、犬のロボットを撫でたこと、顕微鏡で花粉やカエルの卵を見たことぐらいである。
私に何ももたらすことのない施設であった。
・・・といって出口に向かう直前に、ダンナが宇宙コーナーに引っかかってしまった。
そこでスーパーカミオカンデについての説明動画のスイッチなどを入れてしまったので、施設脱出のチャンスが延びてしまう。
他にやることもないので私も何となく見ていたが、あろうことか、ニュートリノあたりについてほんの少しばかりおりこうさんになった気がする。
今ここでダンナがこのスイッチを押さなかったら、恐らく一生理解することのなかっただろう知識である。私が「ニュートリノ」という言葉をここで入力していることが衝撃である。
入館料は600円だったが、この私の小さくて働きの悪い脳みそにスーパーカミオカンデの知識が加わったということは、何万円もの価値があることだろう。
少々興奮して、科学未来館を後にした。
この後は、ダイバーシティで服を買うことにしたが、FOREVER21とH&Mとユニクロ以外は高くて手も足も出ない。
まぁその分無駄に歩き回らないで済んだが、FOREVERで目星をつけたスカートに合わせるシャツを探し、私は店じゅうを数十分かけて歩き回ったのだ。
いよいよコーディネイトが決まってスカートをカゴ(FOREVERはバッグである)に入れようと手に取ると、なんじゃあこりゃ!?勇作もビックリ。正面に2ヶ所も大きなスリットが入っているのである。
足首まであるロングスカートだったが、モモの辺りまでザックリと。2ヶ所。正面。
なんちゅう服だ、のれんではないのか。
せっかく決まったコーディネイトもパァだ。疲れた、もう服はいらない。
別のフロアにいるダンナを待つ間、ヴィレッジヴァンガードで時間をつぶす。
ここで毎度おなじみのパターン、本が欲しくなるが、今回は情報だけもらって帰り、AMAZONの中古で買うことにした。
かくしてお台場での戦利品は、道端で配っていたサーカスのクリアファイルだけである。
しかし、目には見えない戦利品を、脳みそに持ち帰った。
有意義な休日である。