人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

『|||三|||』!!

今回は、ポール・マッカートニーのアウトゼアツアー東京公演の、いよいよ本題に入ろうと思う。 興味のない方には今度こそ全然面白くないはずなので、今日もすっ飛ばしてファイナルファンタジーに精を出してください。 セキュリティチェックを抜けてアリーナのグラウンドに入ると、パァッと視界が開けて人で埋まった観客席が飛び込んできた。なぜか白く煙っていて、不思議な気持ちになる。 私たちの席は、D-14。ダンナいわく、「POPROCKのステージから久米川駅ぐらいの距離」(笑)まぁステージは遠い。 ただ、正面だったのが救いだ。モニターは良く見えた。 席に着いたのは、6時58分。 早めに向かったのだが、すごい混雑で、席にたどり着くまでが長かったのである。 そういう事情を見越してか、開演時間はかなり遅れた。 そのおかげで、ビールが買えたが(笑)しかしそのせいでダンナは演奏中にトイレである。 ここからはセットリストに沿って、自分勝手に語らせてもらいたい。 とにかく選曲が素晴らしかった。奇想天外で、ずいぶんと驚かされたのであった。 1. Eight Days A Week 実はテレビでツアーの話をしていて、1曲目はこれだというのが聞こえてしまったのだ。 とっさに「聞いてない聞いてない知らない知らない」とそれを封印してしらばっくれたので、この時まで忘れていた。そして聴いた瞬間に思い出した。これか(笑) 正直、いい悪いではなく「なぜこれ!?」という感じであった。 ♪Hold me,Love,me♪のところで、観客の手拍子がパパンEE:AE5BEと合ったのが気持ち良かった。一体感。 2. Save Us ニューアルバム「NEW」の1曲目に入っている曲だ。とても印象に残っていた。 初めて聴いた時に、まだまだROCKしてる、と嬉しくなったものだ。 グーッと惹き込まれる。 3. All My Loving とても馴染みのある曲だ。Pのセッションでも、時々やることがある。 それを目の前でポールが演っているのだ。感激! 4. Listen To What The Man Said おー、ダンナが良くカラオケで歌ってた曲だ。「She said」の合いの手も覚えたぞ。 5. Let Me Roll It/ Foxy Lady いつの間に覚えていたナンバー。これもダンナのカラオケか?? FoxyLadyはジミヘンの曲だが、やったっけ?? 6. Paperback Writer 好きEE:AEACD コーラスワークとベースラインがむちゃくちゃカッコイイのだ。 こういう曲はコピーも難しいから、聴くしかない。 7. My Valentine 知らない曲であったEE:AE5B1 モニターではPVを流していたようだが、右側、私達の前の女性はナタリー・ポートマンという女優だったようだ。 良く見えない左側はジョニー・デップだったはずである。そっちが良かったな(笑) 8. Nineteen Hundred And Eighty Five おお、これは!! ダンナが「予習しておいた方がいい」といってパソコンに落としてくれた曲であった。 感謝。 やっぱり耳に馴染んでいるのとないのとでは、大きく違う。 9. The Long And Winding Road 思い入れの深い曲である。 長くつらい道のりの先に、「YourDoor」があると信じていたい。Lead me。涙腺、ヤバい。 10. Maybe I’m Amazed これ、後にダンナとちょっとした言い合いに(笑) 私の記憶だとこの曲は、「Driving Rain」のアルバムに入っていたのだ。 やはり前回のライブの時に何度も聴いて予習をして、その時に気に入った曲だったはずである。 ダンナは違う違う、と凄い勢いで否定したが、にわかファンの私が正しいはずもない(笑)家に帰ってネットで調べ、やっと納得。 きっと一度にいろいろ聴いて、混乱してしまったのだろう。 11. I’ve Just Seen A Face これは馴染みあるね~~。 弾いたり歌ったりが身近で多いからだろう。 ダンナが八国山で健さんと演った曲だ(笑) 12. We Can Work It Out メロディラインが美しい曲だ。 この辺の曲も好きだが、実はもっと後期が「ど好み」なのである。 なのであるよ・・・。だから今回、すごく驚いたのである。 13. Another Day ダンナのカラオケね(笑)ズンチャッチャ、ズンチャッチャってなるやつ。 私の中のポールのイメージは、こういう平和なイメージである。 14. And I Love Her やったっけ??(笑) 覚えてないあたり、この曲に無関心であることが窺える。 15. Blackbird ダンナが良く弾いて(弾こうとして)いる曲で、そういう意味では馴染みのある曲だ。 特に好きな曲ではない。 16. Here Today 初めて聴いた曲であった。「ジョンに捧ぐ」って言った曲かな?? 17. New アルバム「NEW」は、この日のために何度も繰り返し聴いたが、だだ流しにしていたために、タイトルが分からないままであった。 中に飛びぬけて気に入った曲があり、それがこの曲だったのである。 聴けて超嬉しい。 18. Queenie Eye この曲も、ニューアルバムから。ビートルズ後期を彷彿とさせる、めっちゃカッコイイ曲だ。 19. Lady Madonna やっぱりビートルズ時代の曲が出ると「おー!!」ってなるねEE:AEACD 曲にドラマや遊び心や挑戦心があるのがポール・マッカートニーだと思うが、そんな彼らしい曲だ。こういう曲がアルバムに入っていると、メリハリがつく。 20. All Together Now これ、ライブでやっちゃうか(笑)まさかの1曲である。 21. Lovely Rita 好きな曲のひとつだ。イントロを聴いただけでシビれるEE:AEAAB ピアノソロの終わりがグリッサンドだったとは(笑) 22. Everybody Out There ニューアルバムから。「OhOhOhOh」の掛け声入れてる人が多かったが、歌えるほど覚えていなかったのだEE:AE4E6残念。 23. Eleanor Rigby 古き良き名曲。色んな曲をやってくれるので、とても楽しい。 24. Being for the Benefit Of Mr. Kite! これもまさかの1曲であった。 音作りやアレンジが凝ってくる後期がやはり好きだ。 25. Something ウクレレで始まった、ジョージに捧げる「サムシング」。 途中からバンド形態に変わって、盛り上がった、うぉーEE:AE4E5こういうのに弱いのだ。 26. Ob-La-Di, Ob-La-Da 「ミンナデイッショニウタイマショウ」。みんなで一緒に歌ったよEE:AEACD 楽しいEE:AE5BE楽しいEE:AE5BE 27. Band On The Run とにかく、解散後の曲はシッチャカメッチャカで整理されていないのだ。ハッキリ言えるのは「聴いたことがある」という部分だけで。 ということで、ダンナに「007キタネEE:AE4F9」と言ってしまいました。 28. Back In The U.S.S.R. 狂喜。 凄く凄く凄く好きな曲なのである。 まさかまさかまさかやるとは思わなかった。 さて、23日の記事を覚えていらっしゃる方はいますか??先生、言いましたよね?テストに出ますと。 この時の私の驚きと喜びが伝わってくれると嬉しい。 29. Let It Be 「ほたるの光」と呼んでいた時期があった。 優等生の、いい曲でしょ、的な曲。ビートルズと言えばこれ。またこれ。下校の曲もこれ。リクエストはこれ。 つまり、聴き過ぎてしまったのである。 ところがある時、ビシッと私の心にはまってしまったのだ。 歌詞の深さが、その時私の中に巣食っていた迷いや絶望とシンクロしたのである。 Let it be。 マリアさんに任せておけばいい。なるようにしかならない。 この曲は、私のバイブルである。 生バイブルだ。ステージで神が歌った。 30. Live And Let Die こっちが007ね(笑) 花火がドーンとなったり炎がボッと上がったりして、すっごいテンション上がった!!我慢していた課長さんも思わず立ち上がる。 ドラマチックな曲だ。ポールっぽい。壮大な曲である。 31. Hey Jude あ、これは「ほたるの光」ね(笑)なんだかんだ言っても大合唱だが。 <アンコール> 32. Day Tripper お馴染みのリフがかっこいい、デイ・トリッパー。 アンコールでこれとは、イカしている。 33. Hi Hi Hi おっ、カラオケナンバーEE:AEB80ごきげんなブルース、気持ちいいね。 こうして改めて意識して聴くと、その良さに気づいたりする。 34. Get Back 名曲!一中バンドのお兄さんも、練習中に弾きだしちゃったりするナンバーだ。 カッコイイけど軽快なこの曲は、私も大好きである。 <アンコール> 35. Yesterday 実は、日本公演最終日のこの日、ポールへのサプライズとして赤いペンライトが配られていた。 アンコール後半のイエスタデーの時に、これで観客席を赤く染めようということだ。 くれぐれも他の曲で出さないように、くれぐれも自分で持ち込んだ違う色を出さないように、との注意書きの紙が添えられていた。 果たしてさほど驚いたようでもなかったが、とっても綺麗だった。 近くはこんな感じ。 曲はまぁ、ほたるの光だ(笑) 36. Helter Skelter さて、ここで問題です。私は23日の記事に何と書いたか?先生、言いましたよね? 先生はこの曲をライブでやりたいと話したばかりなのである。 ビートルズで私が一番好きなアルバムはホワイトアルバムで、その中で特に好きな3曲が「BackInTheUSSR」、「Dear.Prudence」、そしてこの「HelterSkeler」なのであった。あ、もう1曲だけ言わせてEE:AE5B1「YerBlues」EE:AE5B1 これを71歳のポールが歌っちゃうのだ、悲鳴も出る。 私は誓う。死ぬまでROCKする。死ぬその最後の瞬間まで、キーポンロッキンだEE:AE4E5 37. Golden Slumbers/Carry That Weight/The End 厳密に言うと、23日の記事のダンナのセリフに「オレ、ABBYROADやりたいEE:AE5B1」というのもあったのだが(笑) 「ゴールデン・スランバー」で静かに始まって、文字通り「ジ・エンド」で終わるというキメっぷり。リンゴではないドラムのソロが控えめだったのも、むしろ好感が持てた。 3時間近くに及ぶ、ポール・マッカートニー史の集大成とも言えるライブであった。1万7千円は高くはないぞ。 もしかしらたもうライブはやらないんじゃないかと不安になるようなラインナップだったが、これを観られた事に感謝したい。 私はもう45歳、いや、まだ45歳だ。まだまだやれる。 大きなパワーをもらったのだ。ありがとうを伝えたい。 ポール・マッカートニー71歳。偉大なミュージシャンである。