人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

午前3時のワンダー

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不思議なことが起こった。

何とか強引にでも納得のいく答えを作り出したいのだが、どうしても疑問が残ってしまう。

何でもかんでも霊的なものに結び付けたくはない。私が見ていない間に、何かがあったはずなのだが。

昨夜も飲んで、いいゴキゲンで布団に入ったのだ。

飲んで帰り、家でも飲んで、寝た時の記憶はおぼろげである。

まぁ恐らく特別なことはない、いつものように水をグラスに1杯、エルを連れて寝室に向かったはずである。

気がついたら寝ていた。という感じだ。

電気はつけっぱなし、枕にもクッションをふたつかましており、布団に入った時の私はまだまだ起きているつもりだったのだろう。

クッションのせいで枕が高くなっており、首が痛くて目が覚めたのだ。

クッションをどかし、電気を消そうとリモコンを探す。

ふと右を見ると、ん??なにこれ??

毛だ。ベッドの右隣のいつもエルが寝ているスペースに、毛がゴッソリ抜けているのである。

あれだけの毛むくじゃらだ、毛ぐらい抜けようが、これは尋常な抜け方ではない。

「抜けた」というより、「引っこ抜いた」「引きちぎった」というような抜け方である。

だいたいエルは、シマシマの猫なのに、ここに抜けている毛は全て黒。

そして、1センチほどの短い毛だけなのである。

肝心なエルはというと、ベッドから下りて、窓の外を凝視していた。

もー、そういうの、やめてねEE:AEB64

深く考えると眠れなくなりそうだったので、抜けた毛を証拠品のように丁寧に集めて、また寝ることにした。酔っていたのが救いだ。すぐに寝ることができた。

そのままそのことは忘れていたのだ。ラーメン屋で携帯の写真を整理していて思い出したのである。

再びよみがえる疑問。

なぜあのような毛があのように抜けていたのか。

私はどうしても、合理的な答えが欲しかった。

というのも、以前2ちゃんねるのオカルトサイトで、飼い猫がドアの前で怯えながら大量に脱毛している、という話があったのである。

どうやら猫は、極度に緊張したり恐怖を感じたりすると、脱毛するらしい。

それをそのままエルに当てはめるとすると、昨夜、エルが脱毛するような恐怖が、あの部屋にあったということになってしまう。

家に帰ってから、抜けた毛とエルの全身をじっくりと観察してみた。

体毛のほとんどは2、3センチだが、短い部分もあるにはあった。

混じりけのない黒で、1センチぐらい、それは足の裏であった。ますます訳がわからない。

「毛づくろいしながら自分で噛んで抜いたんじゃないか?」とダンナは言う。

しかしあのような広範囲に散らすように、ペッペッと抜く姿がイメージできない。

このままでは「想像にも及ばぬ不思議なこと」が起こっていたことになってしまう。

私は一生懸命あれこれ考えたが、もう限界だ。

ダンナなどは「不思議だけど全然気にならない」と言う。

私が考えすぎなのか、ダンナが鈍感なのか。

ダンナが鈍感じゃないか??何で平気なんだろう??

さしあたってしばらくは酔っ払って寝る予定が続いているので、さし迫った恐怖はない。

しかしこれは、おかしなことではないか??

答えが欲しいのだが。