サスペンスものというのか??こういうのは久しぶりである。ドキドキ。
監督:: ロドリゴ・コルテス
キャスト:ライアン・レイノルズ
気がついたら棺桶の中、地中に埋められていたポール・コンロイ。
手元にあるのはライターと、自分のものではない携帯電話。
運送の仕事でイラクに来ていたポールは、配達中にいきなり襲われ、気を失っていたのだ。
息苦しい棺桶の中、自力で出ることのできないポールの携帯に、電話がかかってくる。
今夜9時までに500万用意しろ。ダメならそこでのたれ死ね・・・。
いや~~、閉塞感に息が詰まりそうであった。
シーンは棺桶の中のみ。携帯の充電はどんどん減っていくし、ライターのオイルの残量も気になる。
脅迫も次第にエスカレートし、最後まで緊張の連続だ。
思いもよらないオチに衝撃もあり、すごく疲れた(笑)
このオチには賛否両論あり、感想も良し悪しが大きく分かれている。
私は面白かったので満足したクチだが、例えば娘ぶー子はガッカリした、それはないだろう、と言っていた。
ネタバレ感想は最後に。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆
映画の手法としては面白いけど、息苦しさや心身のストレスが伝わって自分も気が狂いそうになったEE:AEB63
ポールは絶望的な最期を迎えるのだが、結局どういうことだったのか??
FBIのブレナーが言った「マーク・ホワイトの生存」は嘘だったことが分かる。
ではどこまでが嘘だったのだか。彼は本当にマーク・ホワイトの棺桶を発見したのか。
これについて私は、恐らく全部嘘であり、最初からポールを探しなどせずに。見捨てていたのではないかと考える。
あの時点でマーク・ホワイト生存の嘘をついているのだから、はなからポールを救う気はなかったのではないのだろうか。
そもそもメルへの対応もノラリクラリで誠意がない。
なぜ逆探知できないのか、という質問に答えられなかったり、捜査が急に進展していたり、不自然さを感じた。
要は静かに死んでくれれば、一番面倒がなかったのではないか。
世間の「読み」はこんなにドライではなかったが。