人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

怪音よ、快眠へ

おとといの夜は、稀にみる快眠であった。

かったるいし、早めに布団に入り、本を読んだ。

時間が早かったので、眠くなるまでにはまだ時間がかかる覚悟をしていたのだが、すぐに眠くなった。

そしてすぐに寝てしまった。

私の睡眠を妨害しているのは、いわゆる「中途覚醒」というもので、寝入りばなに必ずと言っていいほど、一度目が覚める。

そこからいかに早く次の眠りに入れるかが勝負である。

薬のおかげで以前に比べたらずいぶん良くなってはいるが、この頃は諦めもついてきて、「いよっ、きたね、今夜も最高の目覚めが!」などと考えるようになった。

それがどうですかあなた、おとといはそのままノンストップ、しかも5時半に勝手に目が覚めたのである。

つい習慣で、目が覚めるとまず「昨日は寝れたか?」と考えてしまうのだが、あの時の気分ったらないね。思わずガバッと起きてしまった。5時半。

一体、寝れる日と寝れない日との違いは何なのだろうか。それが分かれば対策の立てようもあるのだが、未だに試行錯誤している。

その時々で「こうすれば良く寝れるような気がするブーム」が訪れ、そして思い違いだったと落胆する繰り返しであった。

「こうすれば必ず」という方法はなかろうが、それでも傾向ぐらいあるはずである。

例えば「寝る前にゲームやパソコンは禁物」だとか、「寝る3時間前には食事を済ませましょう」だとか。あっ、両方やっちゃってますね(笑)でも難しいから、このふたつは最後の最後までとっておく。

で、昨日の夜だ。

前夜にならって早めに布団に入り、同じ本を読んだ。

5時半に起きたのである。眠い。チャンスである。

同じようなタイミングで電気を消す。

これまでは、①本を読むために枕にかましていたクッションを取り除く、②電気を小さいのにする、という段階を時間をかけて踏んでから電気を消していたのだが、前夜と同じように、すぐに消してすぐに目を閉じた。

来たね~EE:AEB64中途覚醒さんが。

いや、まだ諦めるな、目が覚めて当たり前なのだ、ここからすぐに寝れてしまえば問題ない。

その時。

パシャッ・・・。

と、いう音が聞こえたのだ。

聞きなれない音である。

パシャッというか、ガシャッというか、水を道路にぶちまけているような音なのだが、それとも違う。

初めて聞く音だ。

怖いじゃないですかEE:AEB64一気に目が覚めてしまった。

その音は間を置いて、長く、短く、家のすぐそこで繰り返された。

一度、タタタ・・・と走っていく音がしたが、また戻ってバシャッ、と鳴る。

誰かが何かをしているのは確かである。

その「誰」が「何」であるかによっては、大変なことではないか。

だいたい何よ、この音EE:AE5B1生まれて初めて聞く音なんて、まだ残っていたのか44歳。

迷ったが、私は自分が起きていることをアピールするために、電気をつけた。

それでも音は鳴り止まなかった。

ダンナを起こして見に行ってもらうか・・・と迷い始めた頃、裏の家の鍵を開ける音がして、バシャ、も聞こえなくなった。

どうやら犯人は、裏の家の住民である。

それで少し安心したが、それでも何が起こっていたのか分からないのは不安だ。

明日の朝、家の前の道路が血まみれとか・・・。

そんな事を考えていたので、二度目の寝入りは散々であった。

そのくせ今朝は、5時に目が覚めたのだ。

ありがたくゲームの時間に充てたが、結局玄関も駐車場も道路も隣も近所も、いつもの朝であった。

謎だ。

そして、寝不足のはずが、大して眠くもならなかった。

つまり昨夜の怪音は、さほど私に悪影響を与えていないことになる。

睡眠時間なんて、この程度でいいのだろうか。

今夜は何時に寝るべきか。