人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

栄光のプレイヤー

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テレビのニュースで、ナントカいう少年が水泳でなんちゃらしたと称えられていた。

高校生ぐらいだったろうか。

生後6ヶ月から水泳を習い始め、毎日練習に練習を重ねた努力が実ったとか。

「凄いねぇ、努力家なんだねぇ。」ダンナは感心してテレビに見入っている。

ところで私にも、毎日毎日努力しているものがある。それなのに、なぜ誰にも称えられないのだろうか。

「私も長いあいだ努力を弛まずゲームをやってきましたが、誰も褒めてくれません。それは何でですかね。」

半分は本気だ。

別に褒められたいのではない。なぜ、同じ「努力」をしているのにゲームだというだけで褒められないのだろうか。なぜにゲームの地位はそんなに低いのか。そんな疑問が自然に湧いてきたのである。

「そりゃ、ぽ子が頑張ってゲームをやったところで、誰も勇気や感動をもらわないからね。ご覧よ、こうやってオリンピックに向かって・・・。」

「それじゃ、オリンピックの種目以外のものじゃ、感動を与えられないってこと!?」

「いや別にそうじゃなくてEE:AE5B1

「私だって時間と状況が許せば、毎日10時間ゲームをやるよ。それなのに時間がないという状況のせいで、私は活躍の場をなくしてる。」

「やればいいじゃん。でもそれで誰かが感動するの?」

不思議だ。

なぜゲームは時間をかけて努力をしても報われないのだろうか。

それは疲れないからか?やはり栄光はスポーツにありきなのか。

「じゃあ、ルームナンナーで走りながらFFやるよ。」

「どうせなら、WiiFitと同時進行しなよ(笑)」

確かにWiiFitの種目の中には、マラソンなど単調なものには「テレビを見ながらできる」というものもある。

おお、確かにそれはちょっとインパクトがある。YouTubeにアップしたら、ちょっとぐらい名前が知れ渡るかもしれない。

「いや、もういっそ・・・、」ダンナのひらめきは続く。

「ダンレボやりながら太鼓の達人を・・・。」

おお!!ついにゲームで名を馳せる可能性が開かれてきたぞ!!確かにそれができればすごい。かたや体を使ったダンス、かたや太鼓である。

でも・・・、

そんなの私には無理だ。

どだいゲーム自体が脚光を浴びるようになったとしても、私には「長時間プレイする」という能力しかないのである。

どんなに毎日コツコツ何年もやってきたとしても、「それだけ」では名を馳せることはできないということだ。

「他にないかね、どうしたらゲームで有名になれると思う?」

もはや「栄光」も「賞賛」も捨てた。もう有名になれればいい。

しかしゲームというものは、ほとほと地味な世界である。ゲームプレイヤーとして名前を残したのは、高橋名人ぐらいだろう。

その名人も、1秒間に何回ボタンを押せるだとかいう、アクション要素で輝いており、どちらかというとスポーツ寄りであった。

「RPGで有名になるにはどうしたらいい??」

「RPG・・・、無理っぽくない!?例えば・・・、ものすごく早くクリアできるとか??」

「裏技とか攻略法を発見するとか?」

しかしいずれにしても、そのゲーム自体が誰でも知っているようなもので、平均クリア時間や難易度まで当たり前のように知れ渡っていなくては、すごいと思ってくれる人間が限られてしまう。

例えば私がNHKに出て、5HIT法やザイテングラートの取り方を説明したところで、仮にこれが新発見だったとしても世間は無関心であろう。

私がゲームに於いて頑張ってきたことは、「継続」だけであった。

しかしその甲斐あって、たくさんのエンディングを見てきたのだ。

ちょっと難しいからといって、簡単には投げ出したりはしない。

好きな水泳の練習と、大差はないのではないかという思いは拭えない。

こうなったら、「最年長ゲームプレイヤー」を目指すEE:AEAAB

70歳になっても80歳になってもコントローラーを握っていられるよう、今後も努力を怠らずに続けていくぞ。

ボタンが増えても対応できるように、RボタンもLボタンもガンガン押す!!

そしてゲーマーの皆さんにお願いしたい。

これ以上ゲームの地位を下げないために、学校や仕事にはちゃんと行って、奥様は掃除洗濯を頑張りましょうEE:AEB30