人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

猫たちにも冬が来た!

冬が来た。猫団子の季節である。

姉妹猫のラとミは仲良くくっついて寝ているが、大五郎とエルは他人ならぬ他猫である。一緒に寝ることを好んではいないようだ。

もっともエルは、猫とは寝ないので近づきもしない。

問題は大五郎である。

ひとりで寝ると寒いのか、くっついて寝たがるのである。

ラもミも最初のうちはウーウーと唸っているが、やがて諦めてくっつかせる。こうして猫団子ができあがるのであった。

寒くなってきたので、冬の猫のベッドを出したのだ。

ベッドと言っても人間のように「上に寝る」のではなく、「中で寝る」フカフカの容器のようなものである。

定員は2匹と思われるが、こうなると大五郎が困る訳だ。

大五郎はここが気に入ったようで、一緒に入りたい。しかしすでにラとミで満室である。

そういう理屈は分からないようで、「寝たい」「寝よう」と至極単純な思考である、彼はお構いなしに入っていく。

いつも以上にウーと言われるが、ダイも引かない。

やがてこうなる。

こちら、もうはみ出してます。

ミはほとんど下敷きである。

まぁ、なんだかんだ微笑ましいのだが、このベッド、実はダイが先に入っていると誰も入って来ない(笑)

可哀想だが、姉妹には嫌われているのである。

その代わり、エルはちょっぴり心を許している。

冬の風景であった。