福生に行ったついでだ、福生のラーメン屋に行かなくては。
ものすごく遠いわけではないが、決して近くはないのだ、なかなかないチャンスを生かす。
以前から気になっていたこちらへお邪魔することに決めた。
しかし、券売機の前で硬直。
メニューが多くて即決できないのである。
スープの違いで色分けしてあったので「豚骨」を追ったが、中でも「豚骨好きの人じゃないと!」的なことが書いてあった「ブタキムトン」を。
豚骨ときて豚ときてキムチだ。激しくそそられた。
おおっ、これまで見たことのないようなヴィジュアル。
泡立って美味しそうなスープ。
まずひとくち飲んでみるが、おお~~~EE:AE5AF
豚骨・クリーミー・濃厚。
キムチの味が軽く溶け込んでいるのもいい。
麺は九州系のような極細麺。
キュッとしたコシとモチッとした弾力が好感触EE:AEAAB
濃厚なスープが良く絡み、かなり強烈なインパクトだが、美味しいのだ。
ここへトッピングの肉とキムチも絡んでくると「絶妙」にさえ思えてくる。
肉は細切れ肉を炒めたものだが、片栗粉をまぶしてあるのか、柔らかく味がしっかりしみている。
濃厚なスープ、とろみのついた肉などは、ともすればクドくなりそうな配置だが、とにかくキムチがとてもいい仕事をしているのである。
最後まで美味しく食べた。
最後・・・?
最後だと思っていたのだが。
食べ終わった頃合に、「本番どうですか?」と聞かれる。
本番??
そういえばさっきから、そのようなものを頼んでいる声がチラホラ聞こえていた。
このお店には、壁一面に貼り紙がしていあるが、中に「ここは常連さん第一のお店です」と書かれていたのだ、それは常連仕様と思って気にかけていなかったのだが。
本番とは何ぞよ、と聞くと、店主さま曰く、いま食べ終わったラーメンはまだほんの序の口、本番はこれから、ということなのであった。
せっかくだからいただくことにしたのだが、なんと、麺を食べ終わって残ったスープに焼き石とご飯とチーズを入れてくれたのだEE:AEAAB
正直お腹はパンパンだったが、また別の楽しみを味わえて満足以上の満足である。
一応、このままだと誤解を招くので書くが、「常連第一」とは書いてあったが、「お客様はみんな常連」ということである。
メニューの多さと言い、「本番」と言い、貼り紙の多さと言い、店主さまの情熱をひしひしと感じた。
色んなタイプのラーメンが揃っているので、機会があったらまたぜひ行きたい。
しかしものすごく遠いわけではないが、決して近くはない(笑)
ぽ子評価です。5段階で、
麺:4
具:5
スープ:4
総評:4
「ブタキムトン」