人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

プラン60×1

娘ぶー子が去って一週間。

若い娘がいるということは、それだけで華やぐものである。

まるで太陽をなくした地球の如く、どんよりと湿った毎日を過ごしていた。

大きな喪失感が私を苛んでいたが、これからは前向きに、自分の生活を創っていこうと頑張っていたのだ。

そりゃあ会いたいし、帰ってきて欲しいという気持ちもあった。

あったが。

一週間とは早過ぎである。

ぶー子が帰ってきましたEE:AEB64

家を出る決断も早かったが、挫折も早うございました。

笑ってくれて良いそうなので、どうぞ思う存分、笑って下さいませ。

そもそもは、大阪の友人のところに遊びに行く、という話だったのである。

そこに何らかの事情が絡んでここを離れたくなった、じゃあちょうど良い、という安直な考えだったのだが、もうちょっと準備がしてあると思っていた。

3日もしたら「お金貸してください。」という電話が来たEE:AE4E6

貸すか貸さないかの前に、今どういう状態で何にいくら必要である、それをどのように返していくか具体的な話をしろ、と言うと、

60万円を月々1万ずつ返す、という壮大なプランを持ってきたのだ。

その内訳は「洗濯機4万円」「カーテン1万5千円」「テーブル3千円」「棚とクローゼット6千円」「食器千円」「調理器具1万5千円」、

この他に「生活費16万円」。

はぁ?

「いやもうぶっちゃけ、3万ぐらいしかなくて、ハハハ。」

「・・・あんた、それで生活できると思ってたのEE:AEAC6

「いや~~、キャッシングしようと思ってたんだけど、借りれなくてEE:AE4E6

もちろん60万もポンと出せはしないが、それ以前にそんな無計画に付き合う気はない。

言える事はひとつだ。

帰れと。

まぁ一応質素に暮らしてはいたようだ。

サリーのお嬢さんには本当にお世話になった。

お友達をたくさん紹介してもらい、いっぱいいっぱい遊びに連れて行ってもらったらしい。

写真を見せてもらったが、

まるっきり観光である。

それでもまだ、大阪で暮らす夢は諦めてはいないようだ。

家電を譲ってもらう話をつけてきたようだが、学校を辞めてから常に極貧状態のぶー子である。

次にこの巣を出るのはいつのことやら。

ご心配かけたみなさま、申し訳ありません。

ぶー子は今、寝ておりますEE:AE4E6