娘ぶー子が去って一週間。
若い娘がいるということは、それだけで華やぐものである。
まるで太陽をなくした地球の如く、どんよりと湿った毎日を過ごしていた。
大きな喪失感が私を苛んでいたが、これからは前向きに、自分の生活を創っていこうと頑張っていたのだ。
そりゃあ会いたいし、帰ってきて欲しいという気持ちもあった。
あったが。
一週間とは早過ぎである。
ぶー子が帰ってきましたEE:AEB64
家を出る決断も早かったが、挫折も早うございました。
笑ってくれて良いそうなので、どうぞ思う存分、笑って下さいませ。
そもそもは、大阪の友人のところに遊びに行く、という話だったのである。
そこに何らかの事情が絡んでここを離れたくなった、じゃあちょうど良い、という安直な考えだったのだが、もうちょっと準備がしてあると思っていた。
3日もしたら「お金貸してください。」という電話が来たEE:AE4E6
貸すか貸さないかの前に、今どういう状態で何にいくら必要である、それをどのように返していくか具体的な話をしろ、と言うと、
60万円を月々1万ずつ返す、という壮大なプランを持ってきたのだ。
その内訳は「洗濯機4万円」「カーテン1万5千円」「テーブル3千円」「棚とクローゼット6千円」「食器千円」「調理器具1万5千円」、
この他に「生活費16万円」。
はぁ?
「いやもうぶっちゃけ、3万ぐらいしかなくて、ハハハ。」
「・・・あんた、それで生活できると思ってたのEE:AEAC6」
「いや~~、キャッシングしようと思ってたんだけど、借りれなくてEE:AE4E6」
もちろん60万もポンと出せはしないが、それ以前にそんな無計画に付き合う気はない。
言える事はひとつだ。
帰れと。
まぁ一応質素に暮らしてはいたようだ。
サリーのお嬢さんには本当にお世話になった。
お友達をたくさん紹介してもらい、いっぱいいっぱい遊びに連れて行ってもらったらしい。
写真を見せてもらったが、
まるっきり観光である。
それでもまだ、大阪で暮らす夢は諦めてはいないようだ。
家電を譲ってもらう話をつけてきたようだが、学校を辞めてから常に極貧状態のぶー子である。
次にこの巣を出るのはいつのことやら。
ご心配かけたみなさま、申し訳ありません。
ぶー子は今、寝ておりますEE:AE4E6