「人生のどんな問題も解決する魔法のルール」・・・だそうなEE:AE4E6
特に深刻な問題があった訳ではなく、帯の「読んだ人の9割が涙した!」の方が気になったのである。
ホントかよ?!
簡単にいうと、人を許すことによって自分の環境が変わるという事だった。
それはあるかもしれない。
周りを変えるには自分が変わらなくてはならないとは、良くいう話である。
しかしこれは、生半可な「許し」ではない。
この本では実例と思われる話を題材にしているが、小学生の息子がいじめられていることで悩んでいた母親の話だ。
ここへカウンセラーのように登場する人物がいて、様々な問題が明らかになっていくのである。
このケースの場合、絶縁状態だった父親を許し、自分から寄り添うことを指導される。
もちろん子供の母親は最初のうち抵抗があるのだが、その辺は自然と気持ちがそう向くように、上手くいざなってくれるのだ。
するとアラ不思議!・・・という展開である。
驚くべきハッピーエンドだが、感動的、というところなのだろうか。
面白く読んだが、自分で実行できるかと言われれば私には無理だ(笑)
具体的な方法も書いてあったが、無理無理。
もしかして、今後どうにもならない不幸が訪れたら藁をもつかむような気持ちで実行するかもしれないが、果たしてそれで、全く関係ないものに変化が現れるのか、信じられないというのが本音である。
確かめるには実行するしかないが、別に今はこのままでいいです、ハイ。
なのでこの法則がどこまで通用するのかは、読んだだけでは何とも言えない。
しかし「そんなものなのかもしれない」という気持ちはあるので、読み物としては面白かった。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
「鏡の法則」 野口嘉則
総合法令出版 ¥952(税別)