人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

アルケイディア帝国の侵攻

前バレンディア暦704年。ガルテア半島の由緒正しき小国ダルマスカにて、王女アーシェと、同盟国ナブラディアの王子ラスラとの結婚の儀が執り行われた。

夜の読書は、歴史の本となった。

歴史の本。イヴァリースの。

2冊目の攻略本が届いたのである。

3冊目も先ほど無事、届いたでありますEE:AEB80

ゲームにはゲームの世界がある。

東京都に住んでいる主人公もいるかもしれないし、架空の星の異星人の話もあるかもしれない。

ガンダムが実在したら気持ち悪いし、かと言ってメタルギアだと怖い。

ヴァーチャルの世界を楽しむのがゲームなのである。

世界観は実に多彩だ。

私が今やっているファイナルファンタジーの世界も、全くの異世界である。

ゲームクリエイターが作り上げた世界である、初めて接することになるのだ。

しかしどのゲームでもそうだが、私はこの架空の世界観を把握するのが苦手で、ゲームはクリアしても「一体何だったんだ?」という思いが残る事が多い。

今回もゲームの始めに、主人公の周りがどうなっているのかがムービーで流れたが、サッパリこれっぽちも意味が分からなかった。

だいたい、聞いた事のない固有名詞をいくつも出されると覚えきれないし、このムービーの説明は全くもって歴史の授業的なものであったのだ。

学生時代と同じように頭の中はピヨピヨし、目と口をポカンと開けているうちに終わってしまったのだった。

バービーボーイズの古い歌に「一体何だったんだ~、7DAYS~♪」という曲があったが、7日どころではない、ほんの数分の話である。

しかしいつもの事である。

ストーリーの本筋などわからなくても、その場その場の目的はちゃんと示してくれるのがゲームである。

まずどこそこに行ってみよう!、なにを倒して来よう!、どれを取って来よう!・・・という風に。

なので、誰がいい人だか悪い人だかも良く分からないで、目先の目的だけ果たしていたのである。

しかしこれは、「はじめてのおつかい」ではない。「ファイナルファンタジーⅩⅡ」という、壮大なストーリーなのである。

時々「大変だ、あいつがあんなことを・・・。」、「誰それが実はこんな・・・。」的な深刻なムービーが挿入されるのだ。

分からない上に乗っけようというのだから、ますます混乱する。これも学生時代と同じだ。

これでは面白さは半減しているはずだ。

そこで、ストーリーの解説をしている攻略本を買ったということである。

で、ストーリー解説の出だしが冒頭の「前バレンディア暦704年・・・」になるのだが、しょっぱなからビックリである。そういう結婚だったのですか、と。

いちいち感心してやめられなくなったので、昨日も寝不足である。

むかしむかし、なんたら大陸をなんとか王がどうこうしていたところを、どこの国が侵攻して来て、その隣の国が何とかで、それならこうしましょうとなんたら国が提案し・・・などとゼロから考え出す人は凄いと思う。

凄いと思うが、そこまでやらなくていいですEE:AEB64

せめて固有名詞を短く、少なくして、印象的なものにしてください。

しかし読んで良かった。

ちなみに今日届いたもう1冊は、単なるオタク向けのものである。