友人と言うほど近くもないが、知人というには遠い関係の人が亡くなった。
私とひとつしか歳の違わない女性である。
突然の死に、驚いた。
順調に回復していて、退院の話をしていた矢先のことらしい。
本人も死ぬとは思っていなかっただろう。
まだまだやりたかったことがあるはずだ。やるつもりでいただろう。
私はご飯を食べながら、ゲームをしながら、猫と眠りながら、当たり前の日常を過ごせる奇跡を知った。
本人の無念(死後の事は分からないが)と残された人達の事を思うと、胸が締め付けられる思いだ。
彼女が可愛がっていたワンコ。
悔いのない人生なんて、どだい無理だ。
「明日死ぬかもしれない人生」など、実感がない。
ないが、突然命を断たれる人もいるのである。
テレテレ生きている自分を恥じた。