人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

禁断の地へ

パンドラの箱を開けてしまった・・・・・・・。

ボケッとしている間に、3日後に迫ってしまった、九州が来る日。

この場合の「九州」と言うのは「九州に住むダンナの両親」の事だが、我が家は安定して汚く散らかった家である。

と言うのも、猫が4匹に増えたことを言うと彼らはウチに泊まらないと言ったので、焦って片付ける必要性がなくなったからである。

掃除革命は起こったが、優先順位は変わらないのだ。

断固、奥地から攻める。

しかしふと気付いたが、1年ぶりにはるばる九州から息子の住む東京にやって来るのである。我が家を完全スルーはないだろう。

見えたぞ、彼らが猫の毛だらけのソファに慄いて、お茶すら飲めない場面が。

掃除は緊急体制に入った。

テポドンに備えよ。

泊まらないとなると、彼らが入る可能性があるのは玄関とリビングダイニング、トイレ、キッチンも見えてしまうだろう。

うわっ、玄関超ヤバい。

パーティナイトの形相である。

家に女二人(内訳:捨てられない女・衝動買いの女)がいると、靴はどんどん増えるのだ。

この冬だけで、ブーツが3足増えた。

私は捨てられない、娘ぶー子はどんどん買ってくる、結果、玄関には常時靴が溢れる事となった。

常時靴が溢れているので掃除もできず、埃っぽく汚れている。

こ、これは初登場第一位だ、ここからやらなくてはなるまい。

まずは数を減らさない事には、入るものも入らない。

捨てるものなどないと思っていたが、もう履けないほど古くなっているスリッパが大量に入っていた。

半分はホテルのスリッパである。

洗面所にもホテルから持ち帰ったアメニティグッズがたまっているが、旅行など年に1度ほどしか行かないのだ、どれだけ勿体ぶって使ってるんだってEE:AEB64

挙句に使用期限を切らして捨てるのだが、勿体ない物ほど使わなくてはならないという事を知った。

まだ履ける靴を捨てるのは忍びなかったが、明らかに何年も履いていないものがいくつかあったのだ。これも捨てた。

一番惜しかったのはコバルトブルーの新品の靴だ。

ヒールの高いエナメルシューズで、買ったその日に猫に食いつかれ傷がついてしまったのだが、買ったぶー子はすぐに諦め、ケチな私が履こうと思いとっておいたのである。

これも数年経っているが、汚れは全くない。

ただ、傷は致命傷だ。

だから私も履くに履けなかったのである。

捨て、だ(泣)

この調子でどんどん捨てていったが、入らないのは圧倒的にブーツである。

無駄に細い隙間ができただけで、高さが稼げない。

そこで、一番上の靴箱を開けた。

ここには植木鉢と洗車グッズが入っている。

なんで靴箱にこんな物を入れるかなEE:AE4E5

植木鉢は入れたっきりだし、最後に洗車したのは西暦2009年の4月16日である。

圧倒的に邪魔だ。

これをどかしたらかなりスペースが空いたが、今度はこの洗車グッズと植木鉢が困ってしまった。

それより先に、それでもまだ入らない靴を何とかしないとEE:AE5B1うわー、頭痛い。

スリッパ立てには埃だらけのスリッパが何年も動かないままかけてあった。

客なんてほとんど来ないのに、何でこんなにスリッパがあるんだ。

というか、私の今はいているスリッパ、良く見るとボロボロである。

出勤時間が近づいていた。

大変な所に踏み込んでしまった。

九州が来るまで、あと三日。