病院へ行ってまいりましたEE:AE4DA
腕は良いけどおっかないあっちの病院か、ダンナが行って「まぁ良かったよ」という新しい病院か迷った。
おっかない人は苦手だが、ネタになりそうである。
気持ちはそちらに傾きかけたが、そうだった、前回「検査に来なさい」と言われながらも仕事を休む気になれず、ばっくれて終わっているんだった。
仕事がある、と言ったら「もっと自分の体のことを考えなさい」と怒られ、まるで熱血教師に叱られた不良のように感動したものだが、結局行かなかった。
次に会った時には、先生は泣きながら私を殴るはずだ。
パス。
運動公園トコの新しいクリニックに行こう。
あっちの病院が熱血教師なら、こっちはさながら保父さんであった。
「よろしくお願いします」とドアを開けて入ると、「ハイッ、こんにちは~~EE:AEAAB」と40代後半ぐらいに見える男性は答えた。
こんにちは~~EE:AEAABで力が抜けたが、彼は私から一通り話を聞くと、「じゃあまず喉見せてもらいますね、ちょっと我慢してくださいね、ちょっとですからね、はい、お口開けま~すEE:AEAAB」と言って迫ってきた。
なにそれ、何が起こるんだ??私は不安にかられながらも口を開けると、普通にヘラで舌を押さえて覗き込まれただけであった。
「ハイハイっ、ごめなさいね、終わりましたよ、はいっ、喉、真っ赤っ赤ですね、もうこのね、飲み込むところまで真っ赤っ赤。」
先生は紙に喉つんこの画を描いて、周りをサーッと斜線で塗りつぶした。
「咳、出るでしょう、夜、ね。」
はいはいはいっ、それが辛くて・・・、つかすげ~~、超能力??
そして首の下をギュギュッと押して、聴診器で胸の音を聞いて(その際彼は「ちょっとだけ隙間あればいいです、はいはい~~」と遠慮がちに手を突っ込んだ)「お薬出しますね、ちょっと多いです、ごめんなさいね。熱が出たり効かないようだったらまた来てください、きっと治りますけどねEE:AEAAB」と言って終わった。
席を立ちかけたところ、最後に「トローチがなくなったら、市販ののど飴、何でも気に入ったの舐めてくださいねEE:AEAAB」と付け加え、私はほっこり癒されて診察室を出たのであった。
やっぱりおっかないより優しいほうが断然いい。
まぁ医者だから結果が出なければ意味がないが。