人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

明日ね

午前5時30分。

娘ぶー子がダンスの合宿に行くので、私も起きたのだ。

月曜日の5時半なんて普通なら起きないが、昨日は早く寝たので意外とスッキリ目が覚めたのだ。

まぁ合宿の日ぐらい、見送っちゃろう。

6時になるとダンナも起きてきた。

何と、昨日の服のままである。

「・・・寝た時の記憶がない・・・。」

そうでしょうそうでしょう、昨日はもうソファで寝てしまっていたのだ。

私が寝るときに引っ張って起こしたが、立ってるだけで進まないので苦労した。

それにしてもあれから一度も目を覚まさずに寝ていたのか、すごいね全く。

・・・私もだが。

ぶー子を見送ると、もう力が抜けてソファに座ってしまう。

「布団に行けば?」

毎朝月曜日に交わされる会話である。

私の返事は決まって「・・・そうですか?」だ。

月曜の朝の私に、ダンナは甘い。

ぶー子は諦めている。

そして私も自分自身に甘い。

月曜だから仕方がない。

しかしタップリ寝た甲斐あって、9時前には目が覚めてしまった。

滅多にないことなので起きたが、月曜日なのだ、暇ではない。

たまった洗濯物、散らかった部屋、猫の毛が舞う床、コップでいっぱいの流し。

その上昨日は酔っ払ってブログの更新量を減らしたので、今日グルメカテの記事をUPしなくてはならない。

よりによって昨日は3軒も行ったので、結構な重荷である。

仕事に行けば、今日はフルメンバーだったので人手はあったのだが、4時になると私以外のパート仲間はみんな帰ってしまい、社員は会議に行ってしまった。

ひとりぼっちである。

自慢じゃないがこういう時私は、「ラッキーEE:AE478」とばかりにサボれるタイプではない。

逆に「サボッてるんじゃないか」と勘ぐられている気がして、いつも以上にやらないと気が済まない。

しかし仕事の量は多くもなかったのだが、ひとりというだけでかなり大変な目にあった。

こっちをやってるとこっちが出来上がり、出来上がりを仕上げていると、こっちが出来損ないになったりする。

宅急便が製品を回収に来るので、時間制限がある。

加工、やり直し、箱詰め、検査、ピピピとタイマーが時々「オラ、早くせい!!」と言うように鳴る。

5時半にタイムカードを切り、ロッカーで着替えて出て行くと、会議を終えた上司グッティ氏が「大丈夫でしたか?」と聞いた。

ハイ、大丈夫です。無事に出荷しました。

言葉にすればそれだけだが、ドラマティックな1時間半でしたよ・・・EE:AEB64

家に帰って携帯を開くと、「ラーメン食いてぇのぉ」というメールがダンナから来ていた。

タイムリ~~EE:AE473

月曜日はみんな優しい。

その優しさをエネルギーにして、私は明日から頑張るのである。

まずは調理しそこなった肉類をどう消費するか。

「やらなくていいよ」の優しさを真に受けると、まず食材がダブついてくるのだ。

くそー、こんな問題が残るなんて、まるで昔話みたいじゃないか。

そして昔話の主人公のようにその問題を後回しにするので、いつかとばっちりを食うのだろう。

具体的にはあさってあたりだ。腐る。

そこまで分かっていても動かないのがぽ子である。

月曜日だ。

もう何もかも面倒は明日ということでEE:AE5A7