親戚から3、会社で3、そこへ今日、九州から18、合計24のりんごだ。
りんごなど買いもしないのに、毎年どこからか集まってくるから不思議だ。
りんごに限らず果物全般、好んで食べる事のないぽ子である。
そうなるとおのずとほったらかしになるが、ちゃんと拾う神、あり。
ダンナも娘ぶー子も、果物は大好きなのだ。
しかし、いくら彼らが好きでも、りんごは勝手に皮がむける食べ物ではない。
食べるためにはあれをむかなくてはならないのだ。
時間にして3分ほどであろうが、果物の皮をむくというのは非常に重労働である。
よって、だんだん消費が追いつかなくなっていくのだ。
だいたいりんごなどと言うものは、むいて食べるぐらいしかできないのである。
この冬、鍋料理に、とでもできればまだ使えるものの、火を通したりんごは嫌われているので、ひたすらむいて食べるのみである。
そこへ3分の重労働。
ホラ、せっせと食ってくれや君たち。
ところが去年ダンナが、りんごの皮むき器なるものを買ってきたのだ。
ブスリとセットして取っ手をクルクル回すだけでむけるという優れもの。
これによって一時的に、りんご・ナシの類の消費率は上がったのだった。
しかし、りんご24個。
1日1個食べるとしたら24日。
そんなにコンスタントに食べ続けられるものなのか、りんごは。
去年も同じ悩みに頭を痛めたが、何かこう、大量に一気に消費できる方法はないのだろうか。
あった。
去年の結論は「ない」であったが、ちょっとひらめいてしまったのだ。
酒とのコラボなら、私も消費に参加できるじゃないか。
しかし、焼酎を割るにはミキサーにかけたりすり下ろしたり濾したりと面倒がある。
りんご自体を酒に、おお!
りんご酒とかあるんじゃないか!?
あるあるEE:AE478
ネットで検索すると、実にたくさんのりんご酒のレシピが上がってきた。
コイツじゃあ!
今年はコイツで一網打尽だ。
純粋にりんごを楽しみたいダンナにぶー子よ、嘆くが良い。
君たちはもう、一生分のりんごを食べてしまったのだ。
私なんかそのうちまだわずかしか食していないはずだ。
今年のりんご権は、ダントツぽ子である。
ポピュラーな作り方は、梅酒のようにホワイトリカーと氷砂糖に漬ける方法だ。
おう、でかい容器、あるぜよ。
しかし大きな問題が。
その中にはまだ、いつのものとも分からなくなった梅酒が漬かっているのだ。
数年前にここで記事にした記憶があるが、その当時にすでにもう時間が経ち過ぎて、飲めるかどうかビビッていたのだ。
確か「保存状態が良ければOK」とかいうオチだった気がするが、その容器は2階の日当たりの良い音楽室に置きっぱなしであった。
こういう保存状態は良いのか悪いのか?と考えているうちに、あっという間にまた数年経ってしまったのだ。
たって、酒だしなぁ。飲めなくなるとかあるだろうか?
一口も飲んでないのだ。手作りの梅酒。
結論を先延ばしにしたまま今日まで来たが、容器の方が必要になってしまった。
あぁ、あれを捨てるのか。
梅酒を捨ててりんご酒を作るか、梅酒問題を保留にしてりんご酒を止めるか。
バカバカしいが、切実な問題である。